日本史 偉人の名言② 吉田松陰
毎週月曜日更新、日本史偉人の名言集。
受験的なアプローチもありますわよん❤
名言
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし」
吉田松陰とは
1830~1859。幕末の長州藩士。
江戸で佐久間象山に師事。一人の君主にのみ権威があり、
君主を除く人々はみな平等であるという一君万民論を主張。
(一君万民論は明治時代に、民主主義の理論的支柱となった。)
1854年ペリーの再来の際、佐久間象山らとともに
アメリカ密航を企てたが、失敗し幽閉される。
のち自宅謹慎となり、『孟子』を講義しはじめ、
生徒が多くなったので、叔父が経営していた私塾の
松下村塾を受け継ぐ。
忖度しない物言いで
生徒の人気も高かった一方、嫌いな人も多く、
村の中では結構嫌われていた。
(たまにそういう人今でもいますよね……)
そのはっきりとした物言いが原因で、
1859年安政の大獄で逮捕され刑死。
松下村塾
吉田松陰が叔父の玉木文之進から
受け継いで経営。
禁門の変(1864)で敗れて自刃した
幕末の天才久坂玄瑞や奇兵隊を
組織したことでしられる
高杉晋作もこの塾の出身。
※次の記事では高杉晋作を取り扱います。乞うご期待!
受験での出題方法
1,長州藩だということ(正誤で多い)
2,安政の大獄関連の設問
3,久坂玄瑞と高杉晋作の師ということ
4,アメリカへ密航を企てたこと(正誤で多い)
5,一君万民論を説いたこと(選択問題で多い)
6,太線部の部分と関連させた問題
名言解説
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし」
一般には「夢なき者に成功なし」という部分が有名です。
実際は、夢から成功するまでのプロセスをしっかり踏むことの重要性を説いています。
吉田松陰によると、夢→理想→計画→実行→成功
という過程が必要とのことです。
頭の中ではなんとなくそのイメージが付きますが、
それを言葉にする松陰先生は流石ですねぇ…
現代を生きる私たちに当てはめると
現代では、いかに合理的に生きるかということが
重視されすぎて将来やりたいことよりも、
将来の年収ですとかそういう現物的なもの
を求めるようになってしまいました。
松陰先生のプロセスで言うと、夢と理想がなく、
計画から始まると言った感じでしょうか。
それで最終的にたどり着くのは本当の成功なのでしょうか?
最後の「故に、夢なきものに成功なし」
という部分からその答えが見えてくるような気がします。
受験生へ
現役時代、僕は自分の志望校を身の丈もわきまえず、
色々な人に話していました。
僕自身はそれで馬鹿にされるということはなく、
むしろ応援してくれた人の方が多かったのですが、
女子に志望校を聞くと
「なんか馬鹿にされそうだからやだぁ~」
と言う人がかなりの割合でいましたし、
教えてくれたとしても「絶対他人に言うな」と
釘を刺されました。
(おそらく僕自身の性格が問題な気もするが…
都合の悪いことは記事に書かないことにしよう。お~。)
しかしですよ!松陰先生の言葉から推測するに、
他人の夢を馬鹿にするようなひとは自身にも
しっかりとした夢がない人なのでしょう。
自分の夢がしっかりある人は、他の人の夢を
馬鹿にしたりするわけがありません。
それと同時に、他人の夢を否定するということは
必然的に他人の成功を妨げていると考えると
自分の発言も気を付けなければいけないなぁ
と思った今日この頃です。うふふ
他にも感動した偉人の名言などがありましたら是非
コメント欄で教えてください。
記事に取り上げたいと思います!!
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