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アラフィフおやじの『パス単 英検1級』活用法(2)


こんにちは。

前回は、アラフィフ流・英単語の覚え方(1) 「仕分け」編として、主に初見単語(未修単語)と既習単語の、私なりの仕分け方をご紹介しました。

今回は、その単語の「仕分け」結果などを、お持ちの単語帳に「仕込む」方をご紹介します。


1.単語帳を「仕込む」?


「単語帳(テキスト)を仕込む」というのは、あまり耳にしない言葉かもしれませんが、料理人の方たちが調理をする前の、あの「仕込み」と同じです。いきなり単語を覚え始める前に、単語帳にも「仕込み」をしておいてあげると、特に初見単語/未修単語は、格段に覚えやすくなると思います。

具体的には、覚えたい単語のまわりにいろいろ書き込みをすることで、「覚えやすくするヒント」や「その単語への馴染み」を増やすという方法です。

その時に、フリクション・ペン(消せるインクのペンですね)のオレンジを使うと、赤のチェックシートで隠すこともできるのでおススメです!


2.アラフィフ流・英単語の覚え方(2) 「仕込み」


私のお勧めの仕込み方は、前回ご紹介した「仕分け」の際に気づいたことを中心に、単語帳に記入していくやり方です。

(1)発音

①英単語だけ見て、発音してみる。

②自分の発音が、発音記号と一致しているか、アクセントの位置が違っていないかを確認。

③不一致がみられたら、オレンジのフリクション・ペンで、発音記号にマークをしたり、カタカナで発音を記入する


(2)既知情報との関連:

①その単語の訳や発音、例文を見て、何か気づくことが無いか考えてみる。

②たとえば、

constriction (名)締めつけ

という単語を見た時に、この単語の真ん中に「strict」(厳しい)という既知単語が挟まれていることに気づけば、コッチのもん(笑)です!

constriction のstrictをペンで四角く囲むだけで、「厳しく締め付けるさま」であることが一目瞭然となるわけです。(なお、語源的にはstrict自体に「締める」という意味がありますが、未知単語を覚えるヒントとしては上記の考え方でいいはずです。)

他にも、前回ご紹介したような、自分の既知情報を単語帳の該当単語の欄に書き込んで行きます。


(3)語源、接頭語・接尾語の情報:

もともと、『パス単』には、単語によっては次のような「語源情報」が載っているものがあります。

persist (語源)per(完全に)+sist(立つ)→やり抜く、固執する

これを読んで、ナルホド〜と納得できれば問題ないのですが、もし、「完全に立つ」で「やり抜く、固執する」はちょっとキビシイな~と感じたら、他の情報も探すことになります。ここで私は、(3)語源、接頭語・接尾語の情報の獲得のため、

  とにかく、ネットの情報を探しまくる!

これが今回の受検で、やってみて良かったことのひとつです。英単語って、ネットで引くと思わぬ付加情報が得られます。ひょっとすると自分の得意分野の「既知情報」と関連のある単語だということもあるかもしれません。(私自身、そのような経験をしたことも、一度や二度ではありません。)

もちろん中には、怪しげな語源情報だったり、根拠のあやふやな歴史ネタだったりすることもあるのですが、それを見抜くのもリテラシーの1つと言えましょう。

また、英単語の語源については「諸説あり」の場合も結構あります。でも、別に、我々は語源学者になるのが目的ではないわけです。自分がその単語を覚えるのに必要な範囲で役に立つ情報なら、少しくらい間違いがあってもいいや、くらいの大らかさをもって調べて、ドンドン、自分の単語帳に書き込んでいけば、その単語を覚えやすくなること請け合いです!


3.まとめ


事前に「仕分け」た情報を、単語帳に「仕込む」。

これだけで、この後の単語の記憶作業がかなり楽になるだけでなく、仕込みの過程で調べる作業自体が楽しくなってきます。単語によっては、この「仕込み」作業で覚えてしまうものも出てきますよ!ぜひお試しください。

今日も、ココまでお読みいただき、ありがとうございました!

次回は、「仕分け」て「仕込み」をした単語帳を、覚える「仕組み」について、私の工夫をご紹介します。


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