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吉村有司さん著『アーバンサイエンス』(仮)の企画が通って嬉しい

ビッグデータやAIを用いると、建築や都市、まちづくりのワークショップがどう変わるのか? そういうことを海外で研究・実践されてきた吉村有司さんの企画が先日の会議で通りました。嬉しい。吉村さんはバルセロナ都市生態学庁やパリ・ルーヴル美術館、ボストン・MITを経て、現在は東京大学で忙しくされています。近寄りがたい経歴に反し、いつもにこやかでお喋り、ナウシカを愛読し、ジェイン・ジェイコブズを敬愛する人間らしい方です。
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/people/staff-yoshimura_yuji.html

企画を出しておきながら、私自身はテクノロジー関係のボキャブラリーに多分かなり疎く、そういう言葉が飛び交う会話には参加できません。でも吉村さんの話はいつも面白くて引き込まれる。ルーヴル美術館でBluetoothセンサーを使って集めたデータから、来館者の動きを分析し、混雑を防ぐ動線計画をされた、その舞台裏の話とか。その時に作った手描きの館内マップ(写真)がめちゃくちゃアナログで却って迫力があったりとか。街の歩行者空間は、果たして周辺の小売店の売上げを上げているのか? クレジットカード情報を解析してみた・・・とか。

そんな最先端の話を私でも楽しめるように話してくださる吉村さんの本なので、ずばりご専門の方は勿論、「苦手だけど知っとかなきゃな…」「興味はあるけど難しそう…」などという方々にも喜んでいただける本になるといいなと思います。

(編集・I)

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