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僕が株式会社アオイエで活動する理由(後編)- ただのバカが「死」から学ぶモノ -

最近、人の前に立つことで、自分の過去を振り返ることが増えてきた。
改めて、自分自身の整理と、僕の想いを多くの人に知ってもらいたいことから、今回はアオイエに関わることになったきっかけと、今の活動、それの元になった過去を記そうと思う。
前編はこちら。

目次

・Co-Re!Retreatで世界が未知に変えられた。
・生きることについて。
・僕が株式会社アオイエで活動する理由。
・今後について。
・最後に、原田岳という人間について。

Co-Re!Retreatで世界が未知に変えられた。

Co-Re!Retreat

グアテマラにある世界一美しいと呼ばれる ”アティトラン湖” にて、自分と未来を見つめる「リトリート」、そして、マヤ先住民の儀式とエレクトロニックが融合したコミュニティギャザリング 「コズミックコンバージェンス」と二つの体験ができる【Co-Re!Retreat】を開催します。

僕は海外をいくつか旅した事がある。
日本人は到底行かない様な場所も行った事がある。当然その自負もあった。
でも、この国は、この場所は違った。美しすぎた。

会場はグアテマラのアティトラン湖周辺。
マヤの先住民族が未だに湖周辺に暮らしている。

アティトラン湖を一望できるリトリート会場では、3日間のリトリートが開催される。
ヨガ、瞑想、呼吸法、NVC(ノンバイオレンスコミュニケーション)、ネイティブアメリカンの神聖な儀式であるスエッドロッジ・カカオセレモニーなどを通して自分と向き合い、思考する。

その後の年越しに行われるマヤ先住民の儀式×音楽フェス「コズミックコンバージェンス」は、世界中からヒッピーが集まる祭典、自分が今まで過ごして来た世界とは真逆。

一言で表すなら、「究極の自由」だった。

朝はヨガで始まり、昼は突き抜けた空とこれ以上ない解放感。
夜は星が輝き、焚き火の周りでお酒を片手に様々な言葉が混ざり合う。

そんな姿もあれば、
音の近くでは、周囲など気にしないと体で表現するかのごとく、自分の好きなように、解放されたかのように、音に身を任せて飛び跳ねる人々の姿もある。


集まっていたヒッピーたちは僕が見て来た中で誰よりも自由で、人間らしく人間を愛し、最高に楽しそうに生きていた。

「仕事は何をしているの?」
と聞くと
彼らはこう言う。
「仕事なんてしてないさ、生きるためにお金を稼いでるんだ。」

彼らは、ただ、好きな人たちと自由に楽しく暮らしたいだけだった。


日本という国に生まれ、社会の流れに乗ることによりある程度は裕福に暮らせ、周りを気にしながら生きていた僕と対照的な彼ら。


自分の人生がバカらしくなった。

僕は、生きているのがバカらしくなっていた。


生きることについて。

「生きる」とはなんだ。
- 考えたこともねぇよ。

そう答える人が大半だろう。
僕は考えてしまった。
ここに答えはないが、必ず道はある。


僕は生きる意味を見失ってしまった。
「死」を受け入れよう。
でも、死は生の一部であるから、死も本当は存在しないんじゃないか。

そんな事も考えた。

「人間が人間らしく自分として生きる。」

それが出来ない日本で生きていても。。。。




結果、死ねなかった。
怖かった。


死を考えた時に、幸せが僕の頭を通り過ぎた。
今までの人生、幸せな時間はあったよな?なんだっけ?
そもそも、幸せってなんだっけ?と。

「幸せ」は、
楽しかった時間が記憶として残る。そして、記憶と幸せの概念が頭の中で結びつくことにより、幸せの経験値が溜まって、個々人の幸せを形作る。

なるほど。幸せは人によって違うのか。

僕は怖くて死ねなかった。
ならば、これからの人生、自分の為に自分の幸せだけを追求して生きよう。
僕の暮らしを、僕の好きな人たちの幸せを邪魔する者は全部倒して進む。
一度は死のうと思った身だから、死ぬ気なんてすぐ出来る。
死ぬ気でやれば全ての常識は無くなる。そして、誰よりも幸せになる。



僕は初めて「幸せ」というモノを考えた。


僕の「幸せ」の形を上手く言葉にすると。

「一緒にいたいと思う人たちと、自由に生きること。」

幸せは培うことで、生き方になり、思想になる。

そして、自由をもたらしてくれる。

僕はグアテマラに行く事で、「死」を考え、「幸せ」について考えることが出来、同時に「生き方」についても考えることが出来た。


僕が株式会社アオイエで活動する理由

アオイエはビジョナリーだ。


「俺らは金よりも夢で食っていこうぜ。」

代表は、常々この言葉を口にする。

夢は生き方にも幸せにも直結する。

自分のしたいことで生きていく。
自分の叶えたいことを叶える。

それはまさしく自由に生きることだと同義だと思う。

僕はアオイエに2017年の4月に入居した。
初めは住人として。
しかし、自分の生き方を考えたときに、
アオイエは自分の中で大きいものになっていた。

2017年10月には代表の誘いを受けて、運営として参画。
2018年にグアテマラを経たのちに、アオイエに1本化。
CCO:Chief Community Officer として現在は京都にいる。


アオイエは2017年9月に法人化して、約10ヶ月が経った。
現在7軒のCOMMUNITY HOUSEを運営してる。
僕が一緒にいたい人たちを集め、皆に自由に生きてもらう。
そして、それが日本中、世界中に広がることで、世界中に同じ思いを持った仲間が出来、そして、各々が自由に生きる。

そんなカルチャーがアオイエから出来たら、日本で僕と同じように息苦しく感じている人が助かるんじゃないだろうか。

僕の幸せは拡大することで、新しい道になった。


自由に生きることで、世界は広がる。
世の中には、もっとワクワクすることがあるし、お金なんていらなくても生きれる世界がある。
自分の将来は自分で決めれる。
受験や、休学や、退学、就活や、転職、退職。
そんなものは手段でしかない。

小さな頃やったゲームで、印象的な言葉があった。
「これはお前の物語だ。お前が決めろ。」

僕はこの物語を誰よりも面白くしたい。
だけど、人間一人では生きられない。
だから、自分の価値観が合う仲間たちに、幸せを分けることで、彼らが幸せになり、自分も幸せになる。

「幸せ」は一種のエゴイズムかもしれない。
だけど、エゴイズムであっても、それでも、僕はコミュニティを持って多くの人に伝えたい。


世界はもっと輝いてると。



今後について。

今、僕は同志社中学校で「DREAM CARAVAN ~夢を旅する教室~」
と題し、中学生、大学生と共に、ワクワクする世界を知ってもらうためにワークショップを行なっている。また、近日中にご紹介出来ると思うが、京都にて色々と活動して回っている。


夢は儚い生き物だ。
誰もが捕まえることなんて出来ない。
だけど、本当にやり続けた奴だけが手に入れるものだと思ってる。

夢を持つと、人は変わる。
世界が広がる。輝いて見える。
イジメなんていうマイナスなことは考えなくなる。


しかし、夢に向かって歩み始めた時、人は必ず壁にぶち当たってしまう。
そんな時、彼らを応援する人は身近にいるのか?
彼らが頼れる人は身近にいるのか?
誰しもが夢をバカにせず真正面からアドバイスするやつなんているのか?

そう考えた時、僕は彼らの、自分たちの子供たちの時代の為に、
頼れるような人が身近にいるような環境を作ろう。

僕が死んだ後も自由を受け入れる社会があるように。

それが、僕の考えるエコシステムとコミュニティ。


こんな優しい循環が増えると、もっと日本は生きやすく、面白くなると思う。

教育というジャンルじゃない、地方創生もアートも研究職もスタートアップも、全体感を見て、優しい循環を作り出したい。

だって、今生活しててキツくないの?
苦しくなる時はないの?

そう思うなら、せめて今じゃなくとも、僕らの後輩や子供たちの時代は変えてあげようぜ。


だって、そっちの方がかっけえじゃん。


最後に、原田岳という人間について。

最後に、原田岳という人間について書きたいと思う。

僕は頭が悪い。
中高はまともに授業を聞いたことがない。
偏差値も、いって50前後だ。
この前大学のGPAは、1に届かない数字だった覚えがある。

でも、僕は究極のわがままだ。
自分のやりたいことは押し通す。
押してダメなら、引いて巻き込んだ後に、押し通す。

僕はお金が無くとも生きていける世界を知っている。
その世界に入りたい。そっちの方が幸せそうだ。

でも、僕は同時に野心家でもある。

福岡の地元では、「起業したい」なんていうと罵られ脅されていた。

ふざけんな
絶対にお前らより金稼いで、お前らよりデケぇことやってやる。

そんな思いから東京に出た。
東京では多くの友人や仲間が出来た。

でも、常に出てくるのは、そいつらが近くにいればいるほど、負けたくないという感情。こいつに今は負けてるかもしれない、でも、誰よりも努力して、走って走って走りまくって追い抜いたる。

そして、誰もが見れない世界を見たい。

その後にのんびりとした生活を送ろう。
そう思う。

こんなにも利己的な自分が、「人の為に」なんて思うことは理解に苦しむだろう。でも、それさえも利己的な感情だ。

利己からの利他。
自分が幸せになる為には周りの人を幸せにしよう。
自分のわがままを言う為には、周りの人の信頼度を高めて、わがままを言おう。

自己の幸せを重んじるからこそ、他人の幸せを願える。
僕はそう思う。

僕はもっと面白いことをやり続ける。
ワクワクすることをやり続ける。
失敗なんてない。全て成功だ。

気持ちひとつで世界は変えられる。
どんだけ貧乏であっても、どんだけ学歴が無くても、世界は変えられる。
本当に信じ続けたバカだけが世界を変えられる。

僕はそれの証人になる。

そして、僕が生きていた証を残す。
改めて、僕はバカだ。
そして、バカと言われないくらいバカになりたい。



僕たちは
New Community Makerだ。

アオイエ入居者募集中
https://www.community-house.jp/


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