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JTC→外資系の処方箋③外資系への転職、経理財務として生き延びるために

割引あり

皆さんこんにちは、外資Financeくんです。
突然ですが、あなたは転職を考えた事はありますか?

生涯を一社で勤め上げる方は昔よりも減ってきており、また変化の激しい時代でもあります。

誰しも一度は「他の会社で働いたらどんな感じなんだろう?」と考えた事があるのではないでしょうか?

今回は私自身の経験も添えつつ、『JTCから外資系への転職:Finance職』について、転職そのものの説明から転職活動、一年経過するまでのステップについて説明します。


転職とは

まず、転職とは?一般的には『現在勤めている会社を辞めて、別の会社で働き始める事』を意味します。

転職活動→オファー受領→現職の退職→転職先に入社

の一連のプロセスを『転職』で括って表現できますね。
今の会社にいて何らかの不満を抱いたり、キャリアを変えたいとなった時に人は転職します。

年収上がったら嬉しいし、休みが増えるとより私生活が楽しくなりますよね。では転職のメリット、デメリットはどうでしょうか?

メリット/デメリット

まずメリットとしては、

  • キャリアチェンジのきっかけになる

  • 年収や待遇アップを狙える

  • その他現職の不満を解決できるかもしれない

となります。現職の仕事内容に不満があり、かといって異動を打診しても叶うかどうか分からない。

そんな時は、転職で狙うポジションに入る方が早かったりします。異動は社内ネゴが難しいのと、時間がかかるので。

年収も同様に、出世に年数制限がある場合などは転職で上げてしまう方が楽な場合もあります。同じ仕事でも会社がお金を持っていれば当然給料は高いです。

そして現職で抱いてる不満も解決する可能性がある。環境を変えるとはそういう事です。

逆にデメリットとしては、

  • 環境の変化に耐えられない可能性がある

  • 積み上げた社内の地位が0になる

  • 必ず良い方向に行くとは限らない

辺りで、要するに『不確実性』が上がります。

自分の軸を持って転職している場合はともかく、なんとなく辞めたいという気持ちで外に出ると「前の会社の方がマシ」なんて事も起きます。

居心地のいい職場にいる場合は、出た後で何をしたいか明確になっていないと危険なのです。

転職する前に抱えていた不安

私自身、1年ほど前に初めての転職を経験しました。転職前は

『外に出て大丈夫かな?』

と思う事もあり、気持ち的には不安も大きかったです。
モチベーションとして、今の職場で不義理をされた怒りで転職活動をしていました。

特に初めて転職する場合、比較対象が現職のみになります。最初に入社した会社のカルチャーに染まりやすいのが人間であり、不安を抱かない方が難しいでしょう。

  • 転職した後でやっていけるか

  • 今の環境でも大丈夫ではないか

  • 人間関係を0から作れるのか

この辺りが不安の核にありましたが、ここで私は『残留した場合どうなるか』を考える事にしました。

残留する場合のデメリット

さて、半ば私のケースではありますが残留した場合のデメリットは以下となりました。

  • キャリアのコントロールが難しい

  • 閉塞感の中働き続ける事になる

  • 年収upもしばらく見込めない

まず第一に、キャリアがぐちゃぐちゃになるリスクがとてつもなく大きかったですね。

JTCの総合職は専門性や実務経験を無視した人事異動も平気でやるパターンがあり、今回まさに突然の移動を言い渡されました。

上の思うがままに異動させられる、しかも総合職だから文句が言えない。
これで良いのか...?とモヤモヤしていたのが一点。

またJTCにありがちかもしれませんが、部署に蔓延る閉塞感、やり切れなさが拭えませんでした。高齢化している事もあり、上は流しで仕事をやるのが当たり前。

部長クラスも職種というよりは会社に尽くして働いていました。

これはこれで素晴らしいと思いますが、私の価値観とは合わない部分が大きく(私は職種軸でキャリアを作りたい)、これが二点目。

最後に年収ですが、年功序列かつ次のランクに上がるまで年数制限が設けられていました。その為ここにいても厳しいか...となり、結果として我慢できずに転職しました。

転職した結果

様々な不安や葛藤を経て、最終的に外資Financeくんは転職を選びました。
一年少し働いてみた感想としては、

  • それなりにしんどい場面もあった

  • しかしキャリアとしてやりたい事が出来る

  • 年収も上がり、この先に明るい展望を持つ事もできた

となりました。

当然環境が変わり、また即戦力として求められていた事もあったので辛い場面はありました。

しかし前職で抱えていた不安は払拭され、また自分でも先のキャリアの為に資格の勉強や英語など自己研鑽へ励む癖も付きました。

なので結果としては『転職して良かった』と胸を張って言えます。

自身の経験や境遇と重なる方も多く見受けられるので、転職活動や転職後を過ごして得た知見・ノウハウを記事として共有しよう、と考え本noteを執筆しています。

本記事の内容

本記事のラインナップとしては以下となります。

  1. 転職の意義

  2. 外資系への転職ノウハウ

  3. 転職してからのサバイブ法

  4. 次なる転職への備え方

まず精神的な所ではありますが、転職の意義について。何も考えずに転職をしても状況が悪くなってしまう為、転職するにあたり心に留めておく信念について触れます。

また外資系への転職という事もあり、どうすれば外資へ行けるのか、窓口は何を使えばいいかなども書いていきます。
畑としてはFinance/Accountingなので、経理財務での転職特有の注意点についても述べていきます。

次に転職してからどう生き抜いていくか。JTCと外資ではカルチャーが異なるので、私自身とても苦労したポイントを述べていければなと。経理財務に特有の事情もありました。

最後に次転職しなければならない時の為に何を準備するか、で締めます。
以下、本編です。

1-転職の意義

まず、転職の意義について。
細かくは追々述べていきますが、一言で表すならば

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