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いかにしてマネージャーに昇格したか?

私は、30歳のときに未経験でシニアコンサルタントランクで入りました。
そこから1年でマネージャーに昇格しました。

今日は、マネージャーになるためのポイントをお伝えしたいと思います。
特に未経験で事業会社からコンサルに転職された方・される方は見ていただけれるといいかなと思います。し、ご質問いただければ喜んで回答いたします。

前提としては、部門戦略立案系のプロジェクトだった、ということと、ハードスキルは地道に勉強し続けていたこと。

ポイントは3つです。

  1. マイルストーン・スケジュール・段取りを握る

  2. 論点・作業設計を握る

  3. アウトプットの基準(ゴール)を握る

難易度順です。

PPTの綺麗さでも、Excelの緻密さでもありません。

1番は、通常、ジュニアでも求められる能力です。
ではこれをどうすればいいのか?簡単です。
最終報告までの討議をマイルストーンにして、
「方針Rev」「成果物Rev」「最終Rev」の3つを毎回セットする。
これをマイルストーンに、「前日に作業を終えておく」ことがコツです。

ゴールは、「任せても安心できるな」と思わせること。

2番は、マネージャーに求められる要件の一つです。
プロジェクトの論点(といっても、クライアントが何に答えを出して欲しいのか?をざっくり設定)を置き、「これって、こうなんじゃないですかね?」という答えの仮説を置き、その答えをどう出していくのか(=分析アプローチ)を、
「Wordで書く」です。

例:
論点:米国で何の事業を展開すべきか?
答えの仮説:A事業を展開すべき(=So  What)
分析アプローチ(WhySo):
・市場ニーズは・・・
・それに対して競合は・・・
・クライアントの強み・弱みは・・・

慣れてきたら、論点をステップとして構造化し、それぞれ、
市場分析、競合分析、事業性評価、ビジネスプロセス分析、・・・と、ステップごとに論点と仮説を設定。

ゴールは、「話が噛み合うな」を思わせること。

3番は、プロジェクトマネージャーと埋めるものやリード文の内容を事前にすり合わせることです。
これで、下位メンバに対しても、「良い、悪い」「充足している、足りない」を自信を持って言えるようになります。
これをやっていない人は意外と多いです。

ゴールは、「品質担保できるな」と思わせること。


これを、愚直にやります。

ポイントは、PPTの綺麗さでも、Excelの緻密さでもありません。
この3つを上位者に“思わせること“です。

今日はこれくらいにします。

それぞれをどうやるのか、具体的な話はまた別の機会に。

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