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【5選】コンサル垢にオススメされた本が、想像以上に面白くて勉強になった件。

はじめに

外資系コンサルティングファームに勤めるニコンと申します。普段はtwitterにてコンサル業界での学びやネタ投稿を発信しています。
フォロワーのコンサル垢な方々に、”夏休みに読むべきオススメ本”を募集したところ、色々なジャンルの勉強になる本に出会えたので、このnoteでまとめて紹介します。

1.思考・論理・分析ー「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践

思考・論理・分析という大きく3つのプロセスで、論理的な思考の実践方法を解説している本。

タイトルや表紙から漂う学問チックで、如何にも積読化しそうな印象とは対照的に、理論の説明後には分かりやすい具体例が用意されており、また随所に図解資料が豊富に描かれていて、内容が理解しやすく読み進めやすい一冊。

これまで色々な論理的思考に関する本を読んできたが、この本は”ロジカルシンキングの教科書”と言っても過言ではないくらい、体系立てて解説されており、今後も定期的に読み直して学びを深めたい一冊。

論理立てて考える上での基本中の基本である、因果と相関、単純相関・相互因果等の意味の違いがわからない人には、一旦一読をオススメする。

事象間の関係性に関する図解

2.自己プロデュース力 (島田紳助 著)

お笑い界の大スター島田紳助が、芸人の卵達に対してお笑いで成功する上でのノウハウを語った講義の書き下ろし本。

お笑いでの話をベースに内容は書かれているが、キャリアやビジネスにも活かせる”自分自身をプロデュースして成功する”上でのアドバイスが余すことなく書かれている。

好きな一節は下記の文章。このXとYの方程式については、どんなジャンルで成功する上でも通じるものがあると思っており、自分自身について深い自己理解がない段階では、成功に辿り着けないと思う。

僕がよく言うのは、「XとY」でものを考えろ、ということ。「X」は自分の能力。自分は何ができるのか。これは自分にしかわからないのだから、自分自身と向き合って必死に探すしかありません。「Y」は世の中の流れ。これまでどんなことがあって、いまどんな状況で、五年後十年後、それがどんな風に変わっていくのか(中略)成功するのは「X」と「Y」がぶつかった時。

島田紳助「自己プロデュース力」p.29~p.32

島田紳助という一見天才に見える超努力家の真髄を覗き見ることができ、読み物としても面白く1時間程度でサクッと読めるので、興味のある方はぜひ。
(※おそらく絶版?で、Amazonでは中古の販売しかしていないので注意)

3.自分の中に毒を持て(岡本太郎 著)

ビジネスやノウハウ本とは打って変わって、芸術界の巨匠"岡本太郎"が描く自己啓発本。
自己啓発本は大学生時代に何冊も読み込んだ結果、あまり意味が無いなと思って嫌厭していたけど、読み進めるうちに著者である岡本太郎の発する言葉の重みが、ズッシリと胸に刺さって、久しぶりに心を動かされた。

人の目を気にしたり、失敗を恐れて本当にやりたいことに挑戦できていなかったり、打算的に人生を上手く歩もうと思ってしまっていた自分にとっては、目が覚める内容で、もう一度、自分の人生や”やりたい事”を見つめ直して、自分の命と闘おうと勇気づけられた本。

個人的に響いた箇所はこちら。

挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とではまったく天地のへだたりがある。挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままでオリてしまったやつには、新しい人生などはない。

  岡本太郎「自分の中に毒を持て」 p.21

結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていれば、いのちがパッとひらくじゃないか。

岡本太郎「自分の中に毒を持て」 p.24

4.成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

経営的な成功に比例して発生する家庭問題にフォーカスを置きながら、主人公が起業して成功するまでのストーリーを描いた小説調で進む本書。

随所にビジネス立ち上げで成功する上でのtipsも織り込まれており、小説としても面白い上に、事業を拡大する上での勉強にもなり、かつ本書特有の家庭と起業後の生活を円滑に進める為の助言が記載されている、まさに一石三鳥な本。

起業していない状態で読むことでも、起業後の落とし穴について事前に対策を立てることができる上に、事業の拡大タイミングごとの陥りやすい罠が描かれており、起業後にも何度も繰り返し参照することで真価が発揮されるであろう本。
(Amazonのレビューでも起業後にも何度も読み返し参考にしているといったコメントが多い。)

将来的に起業に興味がある方には、一読の価値があると思う。

5.中村俊輔式 サッカー観戦術

今度はまた大きくジャンルが変わり、スポーツ観戦に関する本で、超有名プロサッカー選手の中村俊輔視点で描かれたサッカー観戦に関する入門書。

チームの戦術/フォーメーション /セットプレー/映像とスタジアムにおける観戦ポイントの違い等に関して、サッカー選手ならではの観点で見どころを解説している。

サッカーの戦術やフォーメーションについても、初学者にも分かりやすく解説されていて、サッカー未経験でルールを最低限知っている程度の私でも読み進めやすく、入門書的な立ち位置としてちょうど良いと感じた。

個人的に、サッカー観戦に最近激ハマりしており、観戦のエキサイティングさや推しのチーム・選手を応援する楽しさはもちろんながら、何歳になっても楽しめる趣味としてや、色々な人との共通の話題という点でも、ゴルフと同等に社会人やビジネスマンにピッタリな趣味だと思っている。

Jリーグだと、YouTubeに各試合のハイライトがDAZNからあがっていて、その動画を日々追うだけでも日常における楽しみが少し増えると思う。
スタジアムでのビールを飲みながらの観戦は、ここで述べるまでもなく最高だ。

そこまでサッカーに詳しくはないが、これからサッカー観戦をもう少し深堀って楽しみたい人には、おすすめの本。


以上。
上記以外にも、何冊もフォロワーの方々より夏休みの宿題として本を紹介いただいたので、またどこかのタイミングでシェアできればと思う。(たくさん紹介いただいたおかげ(?)で、まだまだ夏休みを終われそうにない。。)

また、筆者のnote処女作である【総いいね3,000超え】第二新卒で外資コンサルに転職し、生き残る上で役に立った本でも、おすすめの本を紹介しているので、ぜひまだ読んだことのない人は一読してほしい。

Special Thanks(本を紹介してくれた方々)

上記の5冊は、下記twitterアカウントの方々にご紹介いただきました。
有益な本との出会いを提供いただき、本当にありがとうございました。

1.思考・論理・分析ー「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践
兎に角さん
2.自己プロデュース力 (島田紳助 著)
タカマツさん
3.自分の中に毒を持て(岡本太郎 著
虚業クンさん
4.成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
タカマツさん
5.中村俊輔式 サッカー観戦術
BOURNEさん

次は、9月の連休に読むオススメ本をtwitterで募集しようかな・・・
(財布と余暇時間が溶ける音)


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