見出し画像

学童支援員は面白い④

こんにちは、うさぎの人です。久しぶりの「支援員面白いシリーズ」今回で4回目です。

今回は、「支援員と保護者」保育をする上で保護者と支援員はとても重要な関係だなぁ。感謝!というお話しです。お付き合いください!


学童の運営スタイルは様々です。

北本の学童保育は、今も昔も保護者運営です。施設は市の管理・運営は民間という「公設民営」というスタイルです。
保護者運営に様々なご意見があるのは理解しています。ですが、私はこの保護者運営という学童独自のスタイルはとても好きです。
最近の学童運営は全国的に企業化して運営を行ったり、本当に有名所の企業が参入している地域も多々あります。
どのスタイルで運営を行っていても必ず良し悪しは出てくるものです。
でも、北本はこのスタイルで運営してきたからこそ、今でも昔と変わらない、子どもが子どもらしく過ごせる環境があるのではないかと、自分の中では思っています。
「運営」と言われると一気に重く・固くなりますが、その時に合わせて子どもたちの最適な環境を考え、実行できるのが保護者運営の最大の魅力でありメリットなのではないかと思います。


保護者に育ててもらいました!!

社会の事など右も左も良くわかっていない若造の時期に入社した私は、当時は「若い男性の支援員」というだけで、重宝されました。男性支援員は2~3人しかいなかった時代です。
保護者からも「頑張ってよ!」「やめないでよ!」「長く続けろよ!」と温かい言葉をたくさんかけてもらいました。なんか「逃げれないなぁ~」と思ったのも事実ですが・・(笑)
とにかく、初めは失敗も大きく受け止めてくれ頂いていました。
でも、どうしても譲れない点に関しては、きちんと意見をくれていたのです
「そこは、もう少しちゃんと考えよう」「その伝え方じゃ、何を伝えたいのか分からないよ。」「子どもの気持ちは聞き取ってもらえてるんだよね?」
など、若造の私が確認しきれなかったこと、保護者の立場から聞きたい事はここなんだ!という確認をさせてもらえたこと。
その全てが今の私の経験になっているという感謝しかないのです。


たくさんの指摘を受けたけれど・・

私も人間ですので、怒られる事は好きではありません。若造だったあの頃は良く分かっておらず「あー、怖かったなぁ」「めっちゃ怒ってたなぁ」と思う事も正直たくさんありましたが、私自身親になってみて、預ける側になってみてよくわかることが増えてきました。
・決めつけや大人の考えで結論づけてしまっている事。
・最後までやり切れていないのに、支援員が終わらせてしまっている事。
 (聞き取って完結していると思い込んでいる)
・見ていない事を見ていたように伝えてしまう事。
・一方の言葉だけを過剰に信じて、双方の聞き取りを行っていない事。
・子どもの安全や安心できる環境が確保できていない状況だった場合。
などなど。挙げればたくさんあります。
何が言いたいかと言うと、支援員の対応が不親切もしくは不信感を抱かせる事は、指摘されて当然なのだと年を重ね、経験を通し、自分自身の変化もあり、ようやく気が付く事が出来ました。
まったく、情けない話です・・。


教えてもらうということ

どうして、そのような事が起きてしまうのか、様々な原因はあると思います。
支援員は日々、勉強を続けています。勉強は支援員の仕事の一つです。
勉強で得た知識・偉い先生の講義を聞いて、分かったつもりになっていることも多いのです。なんの実践と検証もしていないくせに、知識だけを引け散らかすような事が起きてしまう事もあるのです。私は、若い頃にそんな失敗をたくさんしてしまいました。子ども1人1人はそれぞれ違っていて、その子に合わせた対応をしなければいけないのに・・・。
でも、そんな中でも、見捨てずに見守り・任せてくれた保護者の皆さん。
時には厳しい言葉を言われたことも何度もありますが、何度も真剣にぶつかってくれた、何度も一緒に考えてくれた保護者がたくさんいたので、私は今も支援員を続けています。
私は、間違いなく今まで関わっていただいた保護者の皆さんに育てられ、今まで支援員生活を続けて来られたと心から思うし、幸せ者だと感じます。
だって、それに気づかず・気づかせてもらえずに支援員の怠慢や、分かったつもりでいる態度のまま子どもの気持ちを決めつけた保育を続けてしまう人もいるからです。
あ、え~、ちょっと言いすぎてしまったかもしれません。笑
あくまでも個人的な感想ですよ、もちろん!

支援員も保護者も人間同士、信頼出来る人に預けたいと思うのは、当然の事です。北本は小学校区の決まった学童にしか預けることは出来ません。だからこそ、そこに配属されている支援員は真摯に子どもにも保護者にも向き合っていかなければ、信頼を得ることは出来ない。私は、初めて配属された学童の保護者から、「信頼されること・信頼していくことの大切さ」をたくさん教えて頂きました。そんな素晴らしい、北本の保護者運営です。それを、後輩に伝え続けるのが、今の私の役目だとも思っています。

保護者と支援員との話しは、こんなもんじゃ書ききれません。
後半へー続く・・かな??笑
では、また今度お付き合いください!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?