詩「胸焼け」

地獄の底のありふれた日々
あの日あんなことなければと
去れど追えども虚無の日々

刺せど刺せども血の気の落ちぬペティナイフ

もし何もすべてこのまま
ありのままでいられたら
気の抜けた戯言よ


待てど暮らせど孤独よ癒えぬダッチワイフ

処女作も捨ててばらばら
果ての底へ逃げれたら
気が腫れた化物よ


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