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風立ちぬ、いざ生きめやも

2023年の夏は『風立ちぬ』でした。
常に向かい風が吹いていて、今までだったら風が邪魔をしているように思っただろうけど、追い風より向かい風の方が、服と皮膚の間、髪の毛の隙間を通り抜けて、涼しさを感じ、視界が開ける。

劇中で風が立っている(向かい風が吹いている)時こそ堀越二郎が生き生きとしていて、すごくカッコイイ。
関東大震災が起きてお絹さんの足が折れていたため応急処置するシーンが教養と慈悲の精神に溢れすぎて、何度見ても脳が震える、まだまだ勉強したりないなと感じる。

『インターステラー』のクーパーもパイロットでありエンジニアであり農家でもある。
物事や事象がすべて独立して存在しているように見るのは勿体無くて、奥深くではしっかりと繋がっていることを意識することができれば、思考の効率性みたいなものが上昇する気がする。

明治に生きた人たちが和歌の返しを即興で読むことができたように、クーパーとブロンド博士もギリギリの状況でも愛情100%の皮肉を言い合っていた。今思うとMCバトルも同じだな。
そんな会話ができる友達がこれからどんどん増えていくと思うとうれしい。

話は変わって、最近気づいたことなのだけど、イライラやネガティブなことを考えているときは、呼吸が浅くなってたり、食をおろそかにしていることが多い、体調に気を付けて、健康に生きねば。



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