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看護師が苦手なお金の話(債券編)

 今日は看護師が苦手なお金の話(債券編)である。債券とは何か、つまり借金である。お金が余っている人がお金を貸してほしいという相手にお金を貸す。すると貸したお金に利子がついて返ってくる。これを債券という。よく聞くものとして国債や社債、地方債などではないだろうか。今日はこの債券について説明していく。

○債券とは
→国や株式会社などが投資家からまとまった資金を調達する時に発行するもの。
債券は償還(貸したお金が返ってくる時)まで保有していれば発行している国や会社が破綻しない限り、額面金額(返ってくるお金)が保証されている。債券は償還前でも自由に売却したり、換金することが可能。その時の時価で売買するため、価格は変動して元本割れすることがある。

○債券の利払い方法による分類
・利付債
→毎年定期的に利払い(利息の支払い)が受け取れる債券のこと。

・割引債(クーポン債)
→利息がない。その代わりに額面金額(償還日になったらもらえる金額)より安く発行されて額面金額が入る。
例)期限になれば100万円入る債券が80万円で購入することができる。
この20万円の差額が利益になる。

○新発債と既発債
・新発債
→新規に発行される債券

・既発債
→すでに発行されている債券

○債券の種類
国債・・・国が発行する債券 日本国債やアメリカ国債など

地方債
・・・地方公共団体が発行する債券 大阪府や大阪市などの都道府県などが発行している債券のこと

社債
・・・会社が発行する債券 トヨタやソフトバンクなど様々な会社が発行している。

金融債・・・銀行などの特定の金融機関が発行する債券

○債券発行条件の見方、用語の意味
・額面金額・・・償還期限に返ってくる金額

・表面利率(クーポンレート)
・・・額面金額に対して毎年支払われる1年間の利息の割合。%で表示される。

・発行価格・・・債券が発行される時の価格(時価)

・償還期限・・・債券の額面金額が返ってくる期日

・利払い
・・・日本国内で円建てで発行される債券の利払いは通常年2回にわけて行われる。それがいつか。

○格付け
→債券の発行する会社の安全度合いを第三者期間の格付け会社が判定したもの。
格付けが高い順に「AAA」「AA」「A」「BBB」「BB」「B」「CCC」「CC」「C」「D」などとなっている。格付けによって信用度や利回り、債券価格が異なってくる。「AAA」だとデフォルト(債務不履行・利子を払えなくなること)を起こす可能性が低く、信用度が高い。しかし、その分利回りも低いし、債券価格も高い。逆に「D」だと信用度が低く、デフォルトになりやすいが、その代わり利回りが良いし、債券の価格も安い。このようなメリットデメリットがある。

お金について詳しく知りたいという方がいればzoomなどで個別に説明行うので、希望者はインスタアカウント@output908か、Twitterのアカウント@matu _output908へDMください。

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