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BtoCの経験しかないデザイナーが、BtoBのデザインチームに入った理由

こんにちは、BXデザイナーの古賀です。

ユーザベースに入社してから1年半が経ちました。
今回は、BtoCのデザインしかしてこなかった私がなぜ BtoBのデザインチームに入ったかをお話します。

今後のキャリアについて考えている人の参考になれば幸いです。


これまでやってきたこと

2009年に大学を卒業しました。
1社目は4名のデザイナーが在籍する制作事務所に入社。そこでは、主に雑誌のデザインをしてきました。

4年ほど在籍後、百貨店や消費財メーカーを直接クライアントに持つ広告制作会社に転職。そこでは、広告、カタログ制作のディレクションやデザイン業務をしていました。デザインだけでなく、フォトディレクションやアートディレクション、店舗ディスプレイなど、プロモーション全般の業務に携わってきました。

そして、昨年5月からユーザベースのSaaS Design Division”Design Base"に参画し、SPEEDAのBXデザイナーを担当しています。

SPEEDAとはBtoB向けのSaaSプロダクトになります。経営企画や事業開発、研究開発に関わる方々の意思決定を支えるプラットフォームです。市場分析を行うことができ、業界レポートなど、様々なコンテンツがあります。

BXデザイナーは、SPEEDAのマーケティングに関わるバナーやレポート、展示会のブースのデザインや、プロダクトに関わる記事のバナーや図解の制作、カラーやアイコンの設計などを、他の部署と共創しながら様々なデザイン業務をします。

私は、これまでBtoBのデザインをしたことがありませんでした。
雑誌も百貨店や消費財メーカーもエンドユーザーの個人に向けて、デザインをしているのでBtoCになります。
BtoCは、戦略に沿って企画やアイデアを昇華させること、表現にインパクトを持たせることやエッジを効かせることで、商品や企画に対してお客様に興味を与えることがあります。

なので、BtoBかBtoCかではデザインの勝手が変わりますが、私の場合は、環境によりBtoBのデザインをする機会が無かったです。


働く環境を考え直すきっかけ

私が転職を考えたのは3つの理由がありました。


◆今後の成長の伸びしろ

学べている機会が多いか?
役職がつくことで他者からのフィードバックが無くなってきたこと。効率を求め惰性的に毎回同じ施策を担当すること。学ぶ機会が変わらずに多くあるのか疑問に思いました。

人間力は身についているのか?
数年後に思い描く理想の姿が、今の環境で実現できるのか?デザイナーとしてだけではなく、ビジネススキルや人間的なスキルをもっと身につけていきたいと思いました。


◆多様な価値観を理解したい

多様な職能の方たちとの仕事
制作会社ではデザイナーやライターなど、デザインに対してある程度同じ価値観を持つ人たちが集まっていると思っています。多様な職能の方たちと一緒に仕事をすることで様々な価値観やビジネスへの理解を深めていきたいと思いました。

クライアントを深く理解できているのか?
クライアントに対して、自分自身が本当に寄り添ってデザインが出来ているか疑問を抱きました。その人たちの企画に対しての意思や思いみたいなものをより深く理解し、同じ熱量を持ってプロジェクトにコミットしたいと思ったからです。それには、職種に対しての深い理解も必要だと感じました。


◆なぜデザインするのか考えた

必要なデザインなのか?
制作会社では売上のための仕事もあります。依頼されて、兎に角まずは提案やデザインをしなければいけない時もありました。目の前の仕事がなんの課題解決になっているか、企業や社会が持つ課題を理解して、デザインしていきたいと思いました。

デザインする力をもっと高めたい
1年間の養成講座を受講して、他の受講生との交流で、自分自身の能力を俯瞰して見ることができました。デザインする力をもっと高めていきたいと感じました。


選ぶ軸は成長スピード

私が次に選ぶ会社は「成長」が軸でした。
自分自身の思いを整理していくと、いま成長を軸にすることで今後のデザイナー人生を全力でやり切れると思ったからです。また、成長のスピードが大事だと思っています。
例えば、BtoCに拘っていて、今まで培った技術や知識をそのままスライドさせた転職では多くの成長を得ることができないと感じます。
5年後や10年後を見据えて成長スピードを加速させることで、私のデザイナー人生に最も影響を与えると思いました。

そして転職活動でユーザベースの存在を知ります。選考で話を聞いていると私が転職を考えていた理由のほとんどがここで解決できる気がしました。
例えば、バリューは人としての成長の気付きになると思えたり、デザインチームの存在は学びや成長の機会が多く得られると感じ、とても魅力的に思えたからです。

他にもいくつかの企業で選考が進んでいましたが、3つの理由を解決できると思えたのはユーザベースでした。面接を重ねていく中で、ユーザベースに入ることで、私が一番成長できる場所だと実感できました。

入社後して感じたこと

実際に入社して1年半が経ちますが、改めて感じることは下記の3つです。

・バリューの体現やフィードバックサイクルなど学ぶ機会の多さ
・多様な職能の方々と共創しながらプロジェクトを推進できる
・自分で課題を見つけ意志を持ってデザインする

バリューの体現やフィードバックサイクルなど学ぶ機会の多さ

7バリューは評価の観点にもあることから、常に意識しています。またポートフォリオ発表や360度フィードバックが四半期に1回あるので、客観的に見て自分がどうだった教えてくれます。
自分自身では気付かないことも周りからのフィードバックで知る事ができるので、多くを学ぶことができます。


多様な職能の方々と共創しながらプロジェクトを推進できる

BXデザイナーは関わる部署が多く、デザインを必要とする様々な方から依頼が来ます。依頼から始まることもあれば、デザイナーとして介入が必要なところを、自分たちで見つけてプロジェクトとしてチームで進めることもあります。
多様な職種の方々と共創しながら仕事ができることは、事業会社だからこそ楽しめることです。


自分で課題を見つけ意志を持ってデザインする

BtoB SaaS事業がチームになってからまだ数年です。デザインが必要な部分がまだまだあると思います。時代に合わせてデザインを進化させることも必要です。
日々依頼された目先の業務をこなすことも大事ですが、デザイナーの視点で課題・疑問を見つけ、意志を持ってデザインすることが大切だと思います。

おわりに

今回、ViViViT BOOSTさん主催のイベントを機に入社する前から、実際入社してみてどうだったかを振り返ることができました。

あたらめて、「YOUは何しにそのデザインチームへ?」の理由を考えてみると、私は「デザイナーとしても人としても、成長を加速させる」ことだったと思います。


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