見出し画像

認知症の人への社会参加支援(1/3)


※豊田市役所 高齢福祉課主催の研修で話した内容です。

デイサービスよっといでんでの
認知症の人への社会参加支援は2通り。

① 利用者に強みから始まる社会参加支援
② 地域との繋がりから始まる社会参加支援


今回は、

①利用者の強みから始まる社会参加支援

ある利用者。
70代後半の女性。
アルツハイマー型認知症

子どもが好き。
元ボーイスカウトのリーダー。

歩くの好き。
屋外歩行してても30分以上歩ける。
なんなら、走れるw

こんな元気な高齢者をデイサービスの中だけで
閉じ込めておくのもったいなくない?


この人がワクワクする社会参加支援ができないだろうか?


と、考えていた時に届いた、
地域の回覧板。


下校見守りボランティアの募集。

近くの小学校から。


小学校の児童の下校時、

1・2年生だけで下校する曜日があるらしい。

よっといでん付近は、交通量が多いのに、
信号のない横断歩道が下校ルート内にある。

そこの見守りを
ボランティアを学校がさがしてた。


その地域の困りごとを解決できる
強みを持った利用者がうちにはいる。


動かずにはいられないよね!


学校にのお願いしにいった。
「その困りごと手伝わせてください!」


学校から正式に依頼されて、
ユニフォーム、横断旗などを貸していただいた。


下校見守り当日。


その子どもたちとはじめましてなので、
いくら子ども好きな利用者でも、
少しは緊張してる…


かと思いきや、


初日から小学生とハイタッチw

さすがです!


やっぱり好き・得意は
いくつになっても、認知症になっても通用する!

そう思わせてくれた事例でした。


以上、
利用者の強みから作る社会参加支援でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?