「1分」を売り「1分」をシェアする時代! "名もない時間"をお金にする「分刻みビジネス」
経済バラエティ『がっちりマンデー!!』(毎週日曜あさ7時30分~放送中/ TBS系)をもっと深く楽しめる、『がっちりスクール!!』。
お金やビジネスについて、一緒に学んでいきましょう!
今週は、「もうすぐがっちりマンデー!!」シリーズ第2弾。番組の制作チームがアイデアを出し合う企画会議で話題に上がり調査を進めていたものの、残念ながら30分番組の時間内に収まらなかった話がけっこうあるんです! そんな、『がっちりマンデー!!』制作チームがリサーチした膨大な資料のなかから、惜しくも本編から漏れてしまった、でもどうしても紹介したい会社やもの・ことを楽しく紹介していきます!
今回お届けするのは、「分刻みビジネス」(9月22日放送)。
昨今、貸しオフィスやレンタカーなど、1日〇円、1時間〇円の時間区切りのビジネスは当たり前になりましたよね。さらに時代は細分化して、‟分刻み“に!
私たちの生活は加速度的に便利になっていますが、まだまだムダに消費されていたり、見過ごされていたりする分単位の時間があるんです。「分刻みビジネス」とは、利用する人も働く人も企業にとっても「無駄な時間や余剰時間というロス」を分単位で注目して活かすビジネス。
「タイムイズマネー」といいますが、まさに「時間をお金に変えるビジネス」ともいえます。分単位の余剰間を有効活用する方法を見つけられると、儲けることができる!
番組で紹介した「1分30円~のスポーツジム」「15分150円の駅構内オフィス」「1分料理動画」だけじゃない! 「その手があったか……!」と膝を打ちたくなる3つの企業や事業を見てみましょう。
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1.15分刻みで時間指定。待たずに「作りたてのテイクアウト」
10月からの増税で、軽減税率が8%に据え置き。今後ニーズが伸びることが予想されるビジネスは、「テイクアウト」!
そのなかで注目なのは、TAPGO(株)が提供する、テイクアウトアプリ「menu」。スマホで食べたいメニューを事前注文・決済ができ、お店でテイクアウトする予約アプリ。15分刻みで時間指定が可能です。
お客さんは、注文の列に並んで商品を待つ‟ムダな時間“を解消できます。お店側も、事前に注文もとることでランチなどの混雑時の負担を避けられます。
ところで、なぜ「15分」なのか?
これ、作りたてを提供できて、店舗側のオペレーションが無理なく対応できる、お客さんをお待たせしない、最適な刻みが15分なんだとか。
アプリを導入する前は電話で注文を受けていた店舗が多く、その対応と、お会計にかかっていた人件費が削減できる。しかもテイクアウトなら、席数に縛られずに販売できるので、導入から数ヶ月で、売上が5%アップしたお店もあるといいます。
さらには、予約の時点で決済が完了するので、無断キャンセルを心配する必要もなし。
キャンセル率を抑えられれば、お店は美味しいごはんを安く提供できる。お客さんも、美味しいご飯を安く食べられる。みんなが幸せになります。
飲食業界の課題を解決できて、お客さんを待たせず、作りたての料理が提供できる15分刻みの時間指定が儲かりポイントなんです。
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目次
・分刻みの「配達通知コミュニケーション」で再配達率激減!
・ 契約企業は15分から使える「どこでもオフィス」
・身の回りに余る5分がビジネスになる!
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