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スペインで社内ニートになった話

スペイン在住の間になかなか仕事を見つけるのが難しくいろいろな職を転々としてた中、1年ほど働けた職場にて3か月ほど社内ニートになった経緯。

日本語ネイティブを探しているカスタマーサポート会社に応募、

応募要項には英語能力必須、スペイン語はできるが英語能力は中学生がしゃべる英語レベルだったが、仕事が本当に必要だったので、やる気はありますと面接でアピール。

日本人を集めるのが難しいため数合わせとしてなぜか採用。
研修や職場ではすべて英語。 かっこよく言えば外資系だったのでヨーロッパ国籍の人が主でスペイン人がほぼおらず、スペイン語を喋れる人が自分だけという環境。

研修を終え、実際に働き始めるも、日本語での仕事がほとんどない状態。 

仕事内容としては、英語か母国後でオンラインチャットでの対応になるのでひたすらタイピングをするといった仕事。 

来たチャットをひたすらとっていき、一度に2,3人を同時に相手をする

もちろん同僚たちは英語もできるので、母国語の対応がないときは英語にてほかの国のサポートをする感じ。一日中ひたすらキーボードを打ち続け、50件から100件以上も顧客のサポートをする。 

ストレスとの戦いなので離職率80%。一週間でやめる人もいた。

英語ができない自分は日本語での対応のみ。

上司には英語のオンラインレッスンを受けるよういわれ、英語ができるまでは日本語のみ。

日本語の顧客は一日0‐5件ほど。 だんだんやることがなくなり、英語勉強や暇なときはNetflixをみたり時間をつぶすために何ができるか模索するだけの日々。

AM8:00 出社 ・メールをチェックし丁寧に返信をし、30分で終わる作業を1時間または2時間かける。

やることがないので、英語の勉強をしたり、インターネットサーフィン。 

17:00 退社 ・充実感もなく退社。

時々ネット界隈で社内ニートについて書かれてるが実際に自分がなって思ったこと。

・精神的にきつい ‐ 給料泥棒って思われているんじゃないかとか被害妄想がどんどん膨らむ。 惨めさを感じる。 英語できないのに何で働いてるんだとかとにかく被害妄想が止まりませんでした。

一生働くわけじゃないし、英語上達してスキル磨いて他の仕事探せばいいって頭の中で思っていてもやはり被害妄想がとまらなかった。

・日々に充実感がない ‐ 一日終わっても消化不良で終わる感じ。同僚など会話をしたくなくなり内向的になる。

・暇すぎる ‐ 自分に自信が持てなくなる。 

結果的に、社内ニート歴3か月が経過した後、クビになりたくもないしこの状況が限界だったので上司に英語での対応させてくださいと直談判をし、脱社内ニート。  

コロナ問題により切られましたが幸いなことに一年以上働けました。


まさかスペインで社内ニートになるとは。

移民として生きるのは大変ですね。

*写真はバルセロナの私鉄電車内。





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