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被写体。もうすぐ2しゃい。

こんにちは。ぎゃびーです。
私のもうひとつの顔というか、職業なのか趣味なのか微妙ですが、
フリーモデルをしています。

たまに知り合いの事業のHPモデルや、サロンモデルをしたりすることもありますが、カメラマンさんから作品撮りの依頼を受けるのが主になります。

スマホのスケジュール帳を遡っていると、あと1カ月ほどで早くも2年目になることが判明。
なんか節目っぽいことを書いてみるかぁ、と。飽きっぽい私が2年続けた被写体ライフを振り返ってみようかと思う。

〈別に高尚なきっかけなんてなかった〉

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被写体を始めたきっかけ、ってよくカメラマンさんとの話題になるけど。
正直なんで始めたのかあんまり覚えていないくらい曖昧。
でも、写真を撮られていると、鏡で見る反転した姿でも、アプリで加工された姿でもない、「他者の目から見た自分」に出会った。

しかも、誰かと一緒に写る記念写真と違って、100%自分の表現したこと。それが他者の目にどう写っているのかを見るのはすごく新鮮だった。


「ポートレート面白いじゃん!」
こんな感じで、私の被写体ライフがスタートした。

〈可愛くないことが武器に〉

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小学生くらいの時から、大人によく言われていたことがある。


「目つきが悪い」


まあまあなクソガキだったので、本当に睨みつけてたこともあったんだろうけど、それ以上の頻度で言われ続けていた気がする。
その原因は、徐々に判明していった。

三白眼だ。
おまけに限りなく真っ黒な瞳が、それを強調していた。


普通の人が「つまんねー」という態度の時にする表情が、私の平常時。おかげで学期の初日から先生に目を付けられたり、友達には「最初怖い人かと思ってた~」と言われまくる人生。
つぶらな瞳の可愛い女の子に憧れ、ドライアイに無理やりカラコンを突っ込んでたこともあった。(その後コンタクトのまま何度も寝落ちしてとうとう病院騒ぎになり、ドクターストップがかかることになる…)

でも、自分のコンプレックスが武器になる唯一の場。それが写真だった。
キラキラ、ふわふわ、可愛くてハッピーな写真は、他の子がやれば良い。
クール、アングラ、ダーク、アンニュイ。こうした世界の中で、私の「可愛くなさ」は生き生きとしだした。(目は死んでるんだけど)

「目が良いね」
「ぎゃびーさんの表情が好きです」

こう言ってもらえることが多くなり、依頼も増えていった。
コンプレックスはカバーするものではなく、全力でアピールできる武器だと気付いたのだ。いつしか私は自分の瞳が好きになっていった。

〈本当の私ってなんだろう〉

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 カメラマンさんとの初顔合わせでよく言われるのが、「もっとクールな人かと思ってました」「思ったよりふつうの女の子ですね」
そう、別に顔面がアングラでアンニュイだからといって、人格もそうなのかというと全然違う。

そのギャップがあるせいで今まで誤解され、生きづらさを感じてきたのだから、当たり前だ。
モデル活動では、その誤解を逆手に取ったのはいいが、皮肉にもそれは、自分の内面からはどんどん離れていくものになってしまっていたのだ。

「クールなぎゃびーさんが撮りたいです!」
「強い意志のある感じで!」

自分の外見を武器にして、他者が描いた「私」のイメージに、自分の内面すらも寄せて演じていく。
それは新鮮で楽しかったけど、違和感を覚える自分もいた。

〈これから〉

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これまでのモデル活動では、自分の外側とたくさん向き合った。
自分の外見的な魅力を、どう他者のニーズとマッチさせるか考えてきた。

でもこれからは、自分の内側にある、感情や魂と向き合っていきたい。
自分が笑う瞬間ってなんだろう。自分はどんなことで泣くんだろう。何に心を動かされるんだろう。
私の内側にある本当の魅力ってなんだろう。

それを発見するためのひとつの手段として、作品撮りを続けていきたい。

そして、自分の魅力に気付けたら、それを誰かのために使いたいな。
自分らしく生きるって、単に自分勝手に生きることじゃなくて、自分らしさを他者のために使って生きていくことだと思うから。


最後まで読んでいただきありがとうございました❀

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                              Gabby

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フィルムカメラ




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