チェロのメモ 2024/02/17

前回曲だけやって『君を愛す』を終えたが、今回も月末ということで曲だけやった。今回から『故郷』。少しだけ指番号を教わっていたので、その続きから。書き終わって譜読みを開始する。

前回、指使いは拡張型が多めのものにしてもらったので、横(移弦)よりも縦(ポジションチェンジ)が忙しい。それは覚悟していて、しかしついていけるなと思っていたら、けっこう右手がこんがらがる。

慣れてないというのもあるが、これは弓の指定が複雑であると先生がおっしゃる。先生とこの曲集の相性がよくない場面がいままでも出てきたが、この曲もけっこう気に入らないらしい。たしかに指定通りに弾くと逆弓が発生したりする。先生はこういう時は積極的に弓使いを変える。教科書だったらそういう練習なので変えないが、曲は最終的によく弾けることを重視するわけだ。実際に変えてみると、弾きやすいのでそのようになった。

譜読みを進めると、今度は移弦とポジションチェンジが出てくる箇所があり、そこもポジションチェンジを多くするように変更して、移弦を少なくした。これは一番細いラの弦で弾くことを少なくすることで、音質を整える効果もある。

いままでもこんなふうに、弓使い指使いを変えていくことがあったが、弾きやすさや表現によって、それらは絶対ではないということが実感できる回であった。おもしろい。