チェロのメモ 2021/02/27

開放弦の混じる移弦の練習。1ポジで押さえる→開放弦→移弦して押さえる→開放弦→……の繰り返し(押さえる指は変わる)というもので、似たような練習をしたことがある。音程も問題ないと言われたが、押さえたあとの開放弦を弾いているときに左手は移弦先の弦の上で待機できていると良いと言われた。
これがなかなか曲者で、弾いている弦の上に左手がある(あるいは左手がある弦を弾く)という動きが身体に染み付いていると、弾く弦があべこべになってしまう。3弦から2弦に左手だけ戻したくても、右手も一緒についていって2弦を弾いてしまう、というようなことが起きる。何度もやってしまうので、先生ともども笑ってしまった。これは曲を弾くには必須のテクニックなので、家でしっかり練習する必要がある。
荒城の月は、前回は冒頭の4小節をやったが、おさらいでやってみたら全然で、冒頭2小節をさらに深くやることになった。根本の原因は腕の力が抜けてないといういつものやつで、さらにここから弓を持つ手を緩めて弾くという訓練をした。この状態で弾くときれいな音が出るのだが、しばらく油断していたような気もする。荒城の月は短調で、それを情感を込めてやるにはしっとりした音を出せるこのような弾き方が好ましい。力を抜くのはすべての前提となるから、その辺がまだまだ甘いということだと思い知った。前回やったことも合わせてやれると、荒城の月!という感じになるはずなので(?)、しぶとくやっていかないといけないなと思った。