チェロのメモ 2021/04/10
引き続き1ポジ⇄4ポジの練習。曲も4ポジメインなので、このところはお付き合いが多い。
1ポジでフレーズを弾き、4ポジに移動する練習で、単に1音ずつ移行するものと比べると気が楽。が、やはり外す。まずは移動のところを中心にやる。
4ポジ1の指に移動する場合、ストンと指を落とせばよい。これは4ポジをはじめてやったときにも習った。1の指の注意は、人差し指と親指の位置がちょうど表裏になるようにすることで、そうすると音程が当たる。
1ポジに戻る場合。今回は2の指なのだが、これは顎などと比べてだいたいの位置を覚えて戻すという、4ポジに行くときと比べると心許ないやり方になる。位置を覚えるというのは、手の形、肘の動き、移動量などをすべて体に叩き込んでいくということで、若干理屈を超えているところがある。そうなるのは、1ポジは基本視界に入れることが難しいからだと思う。いままで手がなんだ肘がなんだとしつこく言っていたのは、すべてこの「見えない」というところが原因なのだろう。
話を戻すと、今回の場合は数回調整したらうまく移動できるようになった。4ポジ4の指を押さえると1の指が移動してしまうので肘を使うとか、他にもいろんなコツがあるけれど、この練習は理屈がわかりやすいのと、自分の癖に近いところがあったのが良かったのかもしれない。
荒城の月。前々から言われていた表現に合わせた弾き方をやれたと思っていたら、若干違うと言われて困惑した。練習の時と伴奏ありのときではテンポが違うので、また微妙に弾き方を変えたほうが良いのだと言われる。ムズっ!と思ったが、しかし実際弾くとやはりそちらの方がいいので、なるほどなあとなった。同じ曲でもテンポが違えば弾き方が変わるというのは、初心者からするとヒエーッという感じだが、奥深いし、できたら楽しそうだなと思う。