チェロのメモ 2021/01/30

曲(峠の我が家)に、5拍弾いたのちに半分弓を戻してアウフタクトで続けるという部分があり、その練習をしたのだが、最初全然できなかった。曲の中だと普通にできるのだが、そこだけ取り出した瞬間に急にできなくなったので、アホかと思いつつ、感覚で弾いているなあというのがよくわかった。そういうときは視野狭窄になって何度も失敗してしまうのだが、いま思えば曲を弾いている時のように弾けばよかったわけだ。先生も、すべてスムーズにできると思ってはないだろうが、突然変なつまずき方をするのでアレッとなっている様子だった。自分はもうちょい、練習を有機的に、部分と全体を意識してやらんとダメだなあと思う。
とはいえ曲の要所もさらい直したので通しで弾いてみると、それはわりとうまくいったので良かった。最近とくに言われがちな左手をスパッと押さえるように指摘されたぐらいで、再度やったときはそれもできていると言われてうれしい。峠の我が家はいいでしょうとなって、次回からは荒城の月をやることになった。楽しみである。
レッスンやっていて一番たのし〜となるのは、曲の主旋律(いつも練習しているところだ)を自分が弾き、先生がハモを弾いてくれるときだ。ひとりで弾いても楽しいのだが、ハモが入ると途端に曲度(?)が上がって、ハーモニー……調和……という気分になりアガる。細部を聴けばアラはあるのだが、それ以上に一体感が出て満足度が高まる。以前チェロをやっていたという友人にアンサンブルは楽しいと言われたことがあるが、そのことをこういうときにふと思い出す。今日は曲の仕上げをそんな感じで締めることができて良かった。