チェロのメモ 2022/03/05

音階強化週間が終わったので、あらためて教科書を最初から見ていく。

中級の教科書の最初は、弓の位置の練習。指定のある譜面に対応する。基本は4種類で、弓を全部使う全弓、弓をだいたい1/3に割って、手元が弓元、真ん中が弓中、先っぽが弓先、となる。

これまで曲の中で具体的に指示があったわけではないが、ここは弓元で弾くみたいなことを言われることはあったので、とくに問題にはならなかった。ただ、弓先に行くと弓が曲がることがあるので注意しようと言われた。ここで「曲がる」というのは、弦に対して弓が直角に近くならずに斜めになっている状態である。意外と気付きにくい。

次に、少し前にやった、左手の練習に戻ってきた。指残しがたくさん出てくる練習。2か月ぐり空いたが、わりとさらっといけて、ええやんけと思っていたら、テンポを上げましょうということでどんどん早くしていって、全然ついていけなくなった。

この練習に限らず、いつもテンポは譜面の指示よりは遅めにやってくれていると思うのだが、あまり意識することがない。テンポが上がると途端にもつれて、いままではイージーモードだったなあというのを実感して凹む(もちろんすべての練習がそうではないだろうけど)。

こういうときはいつものように、テンポを落として、難しい部分を繰り返しやる。しかし今回は、意識しすぎて、なかなか指が回らなかった。右手も、テンポが速くなるときは弓を使う長さをより少なくして、移弦も手先だけでやらないと追いつかないというのを、身に沁みて感じた。こうなると身体に力が入っていき……という悪循環がひさびさにやってきて、基礎!基礎!という気持ちになった。なかなかに悔しい。今日は曲にも入れなかったので、次回までに練習してリベンジしたい。