チェロのメモ 2021/05/29

4ポジションから1ポジションに移動するときに、親指の位置が上がってしまっていると言われる。親指の力を抜いてそのまま持ってくれば音程も当たるしいいことづくめ(ようするに効率的)なのだが、どうも指で微調整する癖が戻ってしまっていたようだ。こういうのを直していくのが地味に大変で、というかこういうのの繰り返しが練習なのであった。

先週から新しい曲に入ったが、今週は教科書の練習で終わってしまった。それだけ気をつけないといけないことが多い譜面で大変だった。アウフタクト、シンコペーション、移弦スラー、etc……。

フレーズごと小節ごとにつっかかるので部分練習するわけだが、そういうときはその手前の小節などからやるのがよいと言われる。単体でできても、全体で弾こうとなったときにつなぎの部分でトチったりするからである。振り返ってみると、レッスンのときは先生がそのように指示してやっていたが、自分でやるときは難しい部分単体でやってたなあと気づく。ただ途中からやると、ボウイングの向きがわからなくなったりして焦ることもある。

他に言われたこととして、移弦のスラーで、同じ指で押さえる場合の注意。指が違うならば指残しというテクニックがあるが、同じ指だとそういうわけにはいかない。
こんなときは押さえ直すという感じではなく、滑らすような感覚でやるのがいいらしい。ただ、単に横移動するというわけでもなく波のような軌道を描く動きが理想で、先生は蛇の捕食の動きのような……と話していた。なんとなくわかるのでいいのだが、唐突に蛇だったので、先生も自分で不思議そうになって笑っていた。

他にもリズムの取り方や連続する移弦スラーなどに苦しめられて、タイムアップとなってしまった。まあ実際は苦しいというよりは全然楽しい感覚なのだが、もっとスムーズにできたら他にもいろいろできたなあと思ってチクショーとなる。また次週挑戦。