チェロのメモ 2022/07/09

今日は左手がもつれまくった。

前回に引き続きのハーフポジションのエクササイズでも、『ます』でも、短い音符が連なるところでバタバタになった。左手がもつると右手ももつれるわけで、ボウイングもぐちゃぐちゃになって、アップとダウンがあべこべになった。

端的に練習不足なのだけど、本レッスンの前に生チェロに触る時間がなくなってしまったことも若干ある。まあしかし、これは言い訳なので、もっと家でも楽器を触らないといけない。サイレントチェロが泣く。

『ます』は、譜読みが終わったので伴奏に合わせて弾いてみる。前述のようにバタバタだったのだが、先生が変えた譜面に慣れていないというのもある。ただ、これは、先生のお手本を聞いて、意識したらできるようになった。レッスンの良いところはこういうところだと思う。

先生は相変わらず譜面に不満なようで、別の譜面を持ってこようかしら……と言っていた。たしかにリズムを変えただけでは難しい部分が他にもあったりして、今日はある部分の左手を変更した。

その部分は移弦とポジションチェンジをすばやく行う譜面で、例によって(?)トチっていると、これは移弦をなしにして、D線(2番目に細いレの弦)のポジションチェンジだけで弾くのはどうかと、やって見せてくれた。

D線の4ポジの1の指はA線(1番細いラの弦)の開放弦と同じなので、その少し上を1の指で押さえる3ポジ上部(と言っていた気がするが違うかもしれない)に持ってくる。さらに高い音は、フラジオで対応する。これで、A線とD線、1ポジと2ポジを行ったり来たりする譜面が、D線のポジションチェンジだけになった。

最初は!?という気持ちで聞いていたが、押さえる場所の理屈を聞くと、なるほどという感じで少し押さえやすくなった。1ポジで弾いていた時間が圧倒的に長いので、とっさに弾きやすいのだが、しかしより合理的に考えるならば別の選択肢も存在するというのが、弦楽器のおもしろいところかもしれない。たぶん別の曲とか譜面では、また別の合理性があるのだ。

まだポジションチェンジには弱いので、この弾き方でしばらく練習してみようと思う。