チェロのメモ 2022/01/15
年明け最初のレッスン。そして今回から進級。教科書と曲集が新しくなった。
進級ということで毎回最初にやっているハ長調の音階もアップグレードした。いままでは最後の方に4ポジションの小指(ソ)を弾いたあと、薬指でその下の弦に触れてフラジオ(ハーモニクス)をしてラの音を出すのだが、それを人差し指で触れ、そして押さえ、続けて2、3(中指、薬指)と押さえて弾く。これは7ポジションというらしく、いわゆるハイポジションの領域に入ったわけだ(4ポジですでにハイポジションだと思っていた)。
7ポジで難しいのは、最初の指を取るところ。いままで中指で触れてたのを人差し指で取らねばならないし、いきなり押さえてしまうとわりと外す。中指の時と同じように、まずは触れ、そして押さえるというようにすると、ちゃんと音が合ってるかどうかがわかりやすい(フラジオは、押さえても音が変わらない位置でやるため)。ついでに、7ポジから4ポジに戻るのも難しい。次回から最初の音階はこれで行くとのこと。
進級したが、年末年始空いたこともあり、今回は教科書だけだった。まずは新しい音階である、へ長調の音階を習う。この音階では拡張型が出てくる。拡張型とは、いつもの指のかたち(標準型)から、人差し指を2倍ぐらい上の位置に動かすもので、わりと最近習った。
習ったときはすんなりできたのだが、音階の中で出てくると難しかった。音が上っていくときには、必ず移弦を伴うところで登場するので、手のかたちが崩れやすい。引きづられて拡張型じゃないところも外れたりして、はじめは慣れなかった。下っていくときは、そこまで難しくはないのだが。
もうひとつ、左手の練習もやった。ふつうの譜面に見えたが、実際弾いてみると、うまく指残し(弦を指に残しながら、移弦して弾く)しないといけないという譜面で、こういう細かいテクニックも要求されて、これが中級か……と思った。油断すると指を離して弾いてしまうので、指を残しつつ、また右手も手先だけで移弦するようにしないといけない。これまでは弾ければとりあえず良かったところが、より無駄なく美しく弾けるようにしないといけないのだなあと思って、身が引き締まった。今年も頑張る。