チェロのメモ 2021/09/04

前回曲につける強弱の部分でだいぶ苦労したが、今回はその練習を前回の教科書のエクササイズを使ってやった。曲はなし。最初に通して弾いて、4の指が外れやすいのをポジション別で確認・修正した。

強弱をつけるときの基本(と言っていいのかわからないのだが)、一番上の音に向かって強くしていくということがあり、それを土台にこういう場合はこういう弾き方が良い、というようなアドバイスをやっていく感じ。ただ譜面をさらっていくだけではないので、右手にいろんな動きが要求される。

(とくに曲の)レッスンでしばしば言われることだが、フレーズの完了を意識する。デクレッシェンドで、最後は音がかすれるぐらいにまで小さく弱くするとか、急に音を小さくするのではなく、小節とかフレーズ全体で小さくしていくとか、そういうことのおさらいをする感じになった。いつもは曲で言われることを教科書の譜面でやるのは、逆にわかりやすい部分もあり、良かった。

さらに進めて、デクレッシェンドするんだけど音の最初はむしろ強くする場合(あるいはその逆)とか、ここは実際は下がるけど、一回クレッシェンドしてまた下がる、みたいなこともやった。譜面も実際の音もないので伝わらないと思うが、そんな感じで、ただ「弾く」からどう「歌う」か、ということを考えながら(ほとんど先生の言ったとおりだけど)やると、たしかに「音楽」だなあという感じがおぼろげながらわかった。こういうのを意識してやっていくと、こう弾くべき、から、こう弾きたい、みたいな「欲」が生まれてくるのかもしれない。