チェロのメモ 2023/08/26

2週空いた。基礎練。

まずは弓元と弓先で弾く練習。基本は弓元で弾くことが多いので、こっちはわりと安心なのだが、弓先だけで弾くことはあまりないので、けっこう苦戦した。

弓先で弾くとなんとなくスラーつけたくなっちゃったり、力が入りすぎたりして、譜面は簡単だけど、右手がこんがらがってしまう。とにかく力を抜くことが肝要で、ザ・基礎練という風情。

お次は左手の練習で、最近よく出てくる分散和音の譜面。今日はGとGm。

分散和音のときはよく言われてしまうのだが、この練習はドンピシャで当てるのが大事。普段ごまかしているのが白日のもとに晒される。なかでも今回は、4ポジがクローズアップされた。

最近、4ポジ(の4)を弾くときに、小指が伸びていて、先生に手を置くところが間違っていると言われた。手は側板と表板の間のちょっと盛り上がっている縁のところに置くべきなのだが、どうも気づかないうちに側板の方に手を置いているようだった。たしかに最近弾きにくい場面があったのだが、こういうところが原因だったっぽい。縁に置くと指を伸ばしすぎずに無理なく押さえられるので、音も良くなる。癖になってしまっていたので、しばらくは意識して直さなければならない。

この練習では、別のことも習った。Gmのときに臨時記号で♭が登場するが、こういう場合(臨時記号の場合)は実際のドンピシャの音よりも少し低めに弾くと良いらしい。よく響かせるテクニックのようなものらしい。たしかに聴いてみるとそんな気がするので、奥が深い。ちなみに♯は少し高めがいいらしい。こういうのが曲中で出てきても、とっさに対応できる気はしないが、意識してみようと思う。