チェロのメモ 2022/03/26

まず教科書は、分散和音の練習。アルペジオ。CとFのコードを弾く。

順々に弾いていくだけではあるので普通に弾く分には問題なくできた。これをどう音楽的に、もっと言うとうまく聴こえるように弾くか、というのが今回のポイントになる。

ざっくり言うと、低い音は重く強く、高い音は軽く弱く弾くと、より良く聴こえる。言うは易しだが、これを一音一音微妙に変えていって、微妙なグラデーションを描くように弾くのは簡単ではない。

強弱をつけるには、弓の使う長さを変えるのが有効で、例えば低い音を重く強く弾くには、圧を加えて短めに弓を使う。高い音は反対に、圧を緩めて長く使う。譜面を分割して、少しずつやっていって、最後に繋げるかたちで練習した。

こういうやり方は、上昇するときや下降するときに使いやすいテクニックのひとつで、曲(サウンド・オブ・ミュージック)の冒頭でも少しそれを意識してやってみた。こういうのは無意識的にやってしまったりもするけど、意識してやるとある意味わかりやすく「音楽」っぽくなるので、なるほどなあと思った。先生もこういうのが意識してできるとグンと良くなりますと言っていて、譜面を見たときに気づけるといいのだろうなと思う。音源を実際に聴いて、盛り上がりとかをちゃんと意識してやるのもいいかもしれない。

こういうのは、譜面を「音(音楽)」にするときの楽しい部分なんだろう。