チェロのメモ 2023/10/28

まずは先週の続き。ポジションチェンジのスラーの練習。今日も最初はかなり力を抜くのが難しかった。中指薬指小指はもはや離してもいいぐらいに言われるのだが、それがうまくいかない。

指が離れづらいのは、弓が手から落ちてしまうのではないかという不安が原因としてある。その辺を解きほぐしていくと、どうも弾く位置がポイントになってくる。手から落ちそうになる場合というのは弓元で弾いているときが大半である。というのは、弓元で弾く時は弦に触れている先がまだ十分重いので、人差し指と親指では支えきれなくなってしまうからである。

一方、弓中から先ぐらいになってくると、支えられるようになってくる。右手の力加減ばかり気にしていたが、弓のどこで弾くか、というのも劣らず大事だということだ。それをしっかり意識すると、力を抜く感覚がなんだかわかってきた。そんなわけで、この練習は及第点ということで先に進めた。まだまだ練習は必要だが。

そしてひさびさの曲(君を愛す)。かなり間が空いたので、はじめからとおしてチェックしていく。

フレーズの終わりで弱くする、というのがこの曲では大事(この曲だけではないかもだが)なのだが、いきなりふつうに弾いてしまう。「かるく」と書いてあったのだが、ひさびさで緊張もあり、スルーしてしまった。先生曰く、楽譜に文字で書き込んでもわりと目が素通りしてしまうので、記号で書くのがよいと言われる。たとえばデクレッシェンドは「>」を下に書くとか。「かるく」とか「よわく」の記号は難しいのだが(「弱くする」ではないので)、この曲に限ってはスタッカートのように弾くことがあるので、その記号をふる。このフレーズのルールをちゃんと守り、しっかり弾くところはしっかり弾ければ、ある程度はちゃんと弾けているように聴こえる。当たり前か。

とりあえず最後までバーっと確認して、つづきはまた来週。