チェロのメモ 2021/09/18

相変わらず強弱の付け方を中心にやったのだが、今回は右手と弓の具体的なテクニックで強弱をつけるというのをやった。

例えば、ちゃんと右手の力が抜けている状態でダウンで弓を動かすと、ただそれだけでデクレッシェンドしていく。なので、クレッシェンドしたい場合は、人差し指に少し圧をかければ、音は大きくなっていく。もちろんクレッシェンド・デクレッシェンドにはいろんなやり方があるけれども、場合によってはそれだけで十分な場合もある。ちなみに、アップの場合は逆、とはならないので、そこはやっぱり人差し指の調整でなんとかする。

他にも、弓の根本で弾き、長く弓を使わないことで音を強く大きくしたり、A線は逆に弓を長く素早く使いよく響くようにしたり(音程がバッチリ当たってないといけない)など、弓の使い方のおさらいみたいなところが今回はあった。

これらのことはすべて、最初に書いたように、右腕全体の力が抜けていることが前提になる。ただ、こういう具体的なテクニックで出る音がイメージできていると、力を抜くことも自然にできるような気がしている。なので、音と動きをちゃんと耳と身体で記憶しておかないといけないなと思う。これを忘れてしまうから三歩進んで二歩下がる状態になってしまうんだなあと毎度痛感する……。