チェロのメモ 2020/07/11
力を抜くことがひたすら大事なのはこのメモにも書いてきたが、いちばん細いラの弦(A線)においてはさらに、弓を弦から離すような弾き方をする必要がある(これを先生は「圧を抜く」という)。他の弦のようにそれなりに弦に接してる状態で弾くと、ギーッというような音がしてしまうからである。なので、弓を持ち上げ気味で、しかし完全に離さないようにするコントロールが要求される。難しい。当然肩から手にかけての力は抜いていなければならない。
前回からやっているト長調の音階やシューベルトの子守歌はラの弦が出まくるので、ものすごい右手の力の具合を意識する。すると左手も緊張し、音が外れ…という連鎖が待っている。ひとつひとつを確実にこなすのはまだ時間がかかりそうである。
とはいえ、復帰後はわりと音程を指摘されることが少なくなり、きれいに弾けている言われてうれしい。自分の中でなにが変わったのかはよくわかってないのだが…。慣れとして身についてきたのだと捉えておくことにする(そんなんで大丈夫か?)。