チェロのメモ 2021/03/27

今日は第1ポジション⇄第4ポジションのレッスンにひたすら苦戦して終わった。
いまやっている荒城の月でも4から1、そして4に戻るということはあるが、移動前に余裕があるので、あまり大きく外すということはない。しかしこのレッスンは一音ごとにポジション移動があるので、音程を当てるようにするだけで精一杯になる。
譜面は第1の1の指から第4の1、そして第1の1、ここまでが1セットで、2の指3の指と続く。指が複数本になってくると、移動の際に指の間隔を調整することも必要になり、それも忙しい。とくに3、4の指は、ストンと下に落とすだけでは正しい音に当たらない。うまく当たらないからといって指先で調整し、運良く当たったとしても、手の形が崩れると戻ったときにまた外れたりする。
こういうときは肘を使うよう言われた。3、4のときだけ肘を少し前に出した状態で指を落とす。そうすると下に落として止まったところがちょうど音程の当たるような肘の位置というものがある。この位置の発見がけっこう難しいのだが、しかし指で微調整するよりも動くところが少ないので、合理的ではある。移弦のときにも肘を動かすことがコツだが、横の動きだけでなく縦の動きでも、肘を使うことで指の狂いを少なく保つことができるわけだ。
というわけで肘を徹底的にやったのだが、今日はモノにできなかった。移弦の練習でもだいぶ練習したが、肘は依然として自分の苦手ポイントだなと実感する。さらに言えば、人それぞれ体格も違うので、すべて先生の言うとおりの動きでなくても、自分には合っているという場合もある。そして、それはそれでいいのだと言われて、結局はセオリーとその微調整を繰り返して自分にとってもっともよい(合理的な)動きを探っていくことが必要なのだなあということがしみじみと思われ、やはり練習だなあといういつものところに落ち着くのであった。めでたしめでたし。