チェロのメモ 2022/11/19

まずは分散和音の練習のつづき。前回できたのに、緊張してトチる。いつものように力が入ってしまっている状態だったのだが、この練習はなんだか「力を抜く」ということがどういうことかわかりやすい練習だった。譜面的には難しくないから、シンプルに捉えやすかったのかもしれない。数年続けてるのに、こういうことがサラッと訪れたりする。

次はスラーの練習で、こちらも難しくないのでサラッと終わる。すると先生が、この練習は体を動かす練習にしましょうと言う。プロのチェリストの演奏などを見ていると、左右に体を揺らしながら弾いたりしているが、アレである。いままでは弾くときにほとんど体を動か(動かそうと)していないので、新しい、いつもとはちょっと違う練習である。

まず体の傾け方を教わる。いつもはだいたい腕から先の動きのことを教わっているので、不思議な感じがする。そして、ボウイングと合わせて動いてみる。体を揺らすことの利点は、力が抜けやすくなって、音の途切れがなくなりやすくなるということがある。たしかになんかなめらかに弾けるなあという感触があった(譜面が簡単というのもあるけど)。

ボウイングの方向に合わせて動くのはなかなかうまくできたが、反対の動きのときに、若干混乱した。だけど、流れに乗れさえすればうまく弾けるようになるのでおもしろい。今後、チェリストの動画とかを見るときに、動きにも注目して見てみるとおもしろそうだなと思った。