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勝手な研究レビュー#4「どこからでも情報収集 ~ 超小型の人工衛星が切り開く未来」

第4弾は、東京電機大学・田中慶太先生のクラウドファンディグです。専門外!

簡単にいうと…

背景1

人が容易には立ち入れない場所に設置されたセンサから情報を集め,通信局まで近づいてデータを転送する”超小型の人工衛星”が最近話題
小型: 10cm×10cm×30cmサイズ(3Uと表現される)で低コストが売り。大型のプロジェクト出なくても製作・運用しやすい(大きい衛星は大型のロケット出ないと打ち上げられない)

背景2

田中先生らは,日本初の小型人工衛星として「たすき (TRICOM-1R)」を開発を手がけた(2018年運用終了)。

研究の(HATOSAT)のねらい

今度は,登山者の生体情報(バイタルなど)を,登山者が持参した送信機から集め,安否確認ができるようなシステムの構築を試みる。

研究計画と集めた研究費の用途:

・実機の製作
・実機を使った衝撃試験や放射線試験

研究成果がもたらす社会的意義とそれにまつわるコメント

超小型の人工衛星は、電波の届かない場所(山岳地帯など)の情報を収集するのに非常に有用で、そのような場所に生息する生き物の生態を研究する際にも役立つはずです。


このような取り組みが実用化されるには、基礎研究から一歩進んで、 “誰もが設計・製作できる”ようなプラットフォームが完成することが必要だと思います。
田中先生のプロジェクトを発端に、このような取り組みが増えていけば、自ずとその道は拓けていくはずで、ゆえに、非常に重要な役割を担うプロジェクトになるだろうなと期待してます。


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