新卒がゲームプランナーになってから、初めて気づいた「考え方」の話

本当は、就活生の時に知りたかった...。
こんにちは!G2 Studios新卒ゲームプランナーのKです。

4大卒の私がゲームプランナーになって、はや11ヶ月。
新卒研修を経て、プロジェクトに配属されてから、考え方に関する「気づき」について、2つお伝えしたいと思います。

今から伝える「気づき」は、私が就活生の時、ネットや本を調べても知ることができなかったことです。ゲーム開発経験の有無関わらず、今ゲームプランナーを目指している学生さんにもきっと役立つと思い、例え話を使って書こうと思いました。

身近に感じていただければ幸いです。

1.なぜそのモンスターを育てようと思った?
2.唐揚げにレモンをかけたら困る人いるかも?

1.なぜそのモンスターを育てようと思った?

「ネットで調べたけど、このモンスター強いから育ててる!」
周りでこのような会話をしたり、聞いたりしませんでしたか?

「このモンスターを育てようと思った。なぜなら”強い”という情報が攻略サイトに書いてあったから」

よく私がアウトプットする「型」でした。
自分が導き出したゴール(”このモンスターは強い”という情報)を相手にアウトプットする際、そのゴールになった理由(”強いと攻略サイトに書いてあった"という情報)だけを相手に伝えれば良いと思っていましたが、チームでのゲーム開発では、それだけでは足りないことに気づきました。

現場では、更に以下の”道のり”をアウトプットする事が求めれらます。
・そもそも、なぜそのモンスターが強いと思ったのか?
(特定のモンスターに勝てるから?ステータスが平均よりも上だから?)

・数多くある攻略サイトの中で、なぜそのサイトを見ようと思ったのか?
(閲覧者数が多いサイトだから?モンスターの情報が最新だから?)

「ゴール」だけではなく、ゴールまでの道のり1つ1つに「なぜ」を追求し、アウトプットする癖がなかった私は、相手に上手く説明できないことが多々ありました。物事を決断する上で、何を判断材料にしたのかをアウトプットすることは、効率良くゲーム開発を行うために、とても重要です。

今は、どんな判断をした上で今の行動に移しているのか、適度に立ち止まって整理するようにしています。

1.のまとめ

ゴールだけでなく、その道のりを選んだ理由もアウトプットする


2.唐揚げにレモンをかけたら困る人いるかも?

唐揚げにレモンをかける前に、「レモンかけていい?」と確認する人、周りにいませんか?
それは、勝手にレモンをかけることで困る人がいるかもしれない、というリスクを考えた、素晴らしい気遣いだと思います。

現場でも同じような状況に直面します。
何かをしようとする前に、「これを確認しないことで、困る人がいるのではないか」と考える場面は、想像以上にたくさんありました。
無言でレモンを絞って取り返しの付かない事にならないように、周りへの影響を把握し、それに伴った行動を起こす事の大切さに気づきました。

今でも、影響範囲を完璧に把握することはとても難しく感じています。なぜならゲームプランナーの仕事内容は多岐にわたる、いわゆる「何でも屋」だからです。
レモンを搾った時にテーブルが汚れないかとか、他の料理にレモンが混ざらないかとか、考えれば考えるほど、影響範囲は案外大きいことが分かります...。

今は、確認事項を明確にするために、影響しそうな範囲を、連想ゲームのように一度紙に書き出すようにしています。(そもそも影響範囲が分からない場合は、先輩社員のみなさんに相談しています。)

2.のまとめ

1つの行動に対する周りへの影響を把握する癖をつける

最後に

ゲームプランナーに必要とされる考え方は、ゲームそのものだけでなく、
日常の様々な場面
にちりばめられています。

この2つの気づきは、ゲーム業界で必要とされている「コミュニケーション力」に直結するものだと思いますし誰でも今すぐ意識できる「考え方」ですので、ぜひ参考にしてみてください!

ひょんなことからモンスターを育てることになった時や、どこかで唐揚げを見た時は、この話を思い出していただければ幸いです(笑)

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