新しい環境に飛び込む話
新しい環境って、私はあまり好きではない。
慣れ切ってぬるま湯に浸かっているくらいの方が好きだ。なぜなら楽ちんだから。
いつもと変わらず出勤して、いつもと同じ仕事をして。ルーチンワーク大好き!なので、新しい環境に飛び込む直前の今は、非常にそわそわして居心地が悪い。
noteでもちょこちょこ書いていたけれど4月から転職することとした。
1年間、総合大学の看護学部で非常勤助手として勤務していたが、来年度から業務内容が変わるということになった。そうなると大学院の授業に出ることが難しくなり、学業にかなり支障をきたすことになる。初めての大学教員として、とても充実した仕事で退職することは寂しい気持ちもあるが決断した。
そしてこの春からはご縁があり、訪問看護ステーションで働くことが決まった。
今までは病院という療養の場でしか働いたことのない私。そこには指示をくれる医師がいて、不安なことや確認したいことがあれば電話一本ですぐに確認して新しい指示を仰ぐことができる。
また、看護師長がいて、主任がいて、同僚がいて。助けてほしいときには声をかけると協力してもらえる。
もちろん、医師・看護師のみならず、療法士や栄養士、医療相談室のスタッフなど沢山のコメディカルに支えてもらいながら看護業務を行うことができた。
しかし。
訪問看護は生活の場での支援となる。
訪問看護という名の通り、医師による訪問看護指示書等のもと看護を必要とする方の家に伺って看護ケアの提供をする。訪問の形式も事業所によってさまざまだが、私が入職する事業所は基本一人で訪問(もちろん慣れるまでは先輩に同行させてもらうけれど)。
つまり、自分の判断やアセスメントの能力が非常に高く求められる(と私は感じている)。もちろんどこに務めていてもアセスメント能力は求められるのだけど。
シンプルに考えると、これまで働いてきた職場は医療が必要な方がこちらに来ていたのが、これからはこちらが出向いて医療を提供するということ。
これはとても大きな違いになる。
面接を受けたときはショートステイの求人に応募したのだが、面接の中で訪問看護が向いている気がすると先方がおっしゃって下さった。私の中で訪問看護はハードルが高いと感じている(決してショートステイのハードルが低いと考えているわけではない)。その中で、履歴書や面談を通してそのように評価していただいたということは、自信に繋げるべきことだと思う。
しかし、自己肯定感低すぎる私には、正直今は不安しかない。。。
訪問看護の経験がある先輩に伺ったところ、
「超、楽しい!」
というお言葉が返ってきた。
きっとやりがいがあって、慣れればいろいろ自分で考えらえれるようになって楽しく感じられるのだろうな。そこに行きつくまでにどんなイベントが起こるのだろうか。ドキドキワクワクよりもやはり不安が。。。
でもせっかくのご縁。このご時勢、仕事をできるだけでもありがたい。しかも、大学院に通いたいから毎日は勤務できないし、学童のお迎えがあるから定時までは働けない。なんて無理な条件を承諾してくれた先方には感謝しかない。最終的には、不安だったこともひっくるめて楽しめるような仕事にしたい。大好きな看護の仕事をするのなら、いやーな気持ちでやるよりは、ポジティブな気持ちの方が良いに決まっている。自己肯定感は低いし、そのことはすぐには変えられないけれど、ちょっとだけ意識してみようかなと思う。
ではまた。
サポートいただけたらそんな嬉しいことはありません。大学院生になったので研究費の足しにして、もっと発信できるようにしたいです。