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【成功16】★重要な9ポイント ①批判しない


ここまでで、伝えたいことはだいたいお伝えしました。ただ、かなり長々と伝えてきたということもあり・・・

ここで少し流れを変えて、「これだけを意識しておけばいい」というポイントを、再度9つにまとめたいと思います。(※繰り返しの説明となる部分があるのはご了承下さい)

自分の人生を切り開くために「もっとも重要な9つのポイント」 は、以下の通りです→
【1】批判しない 【2】100%自分で決める 【3】人と比べない 【4】変えられることだけ考える 【5】本質だけを見る 【6】笑うようにする 【7】自分に向き合う 【8】知性・品性・感性を磨く 【9】誰に何ができるか?


重要なポイント【1】 = 批判しない


1つ目のポイントは、誰か(何か)を批判しないということです。

もしも、身近な大切な人に “たった一言だけ” 人生のアドバイスができるとすれば、私はこの一言を選びます。


もしその相手が子供なのであれば、「人の悪口は言わないように」と教えます。理由がわからなかったとしても、それだけは守るように言います。

なぜ「悪口を言わない」なのか?もっと他に大事なことがあるのでは?と思われるかもしれませんが、難しいことを言っても伝わりませんし、たった1つ、絶対的に意識して欲しいこととなると、この言葉になるのです。

なぜなら、それが “大衆からの脱却” となる大切な大切な一歩であり、一番手っ取り早く伝わりやすい、効果的なメッセージになるのです。

☆ ☆ ☆


私自身は、この「批判しない」というありがちな言葉1つに対し、深い意味を込めて言っています。以下、その3つの理由をご説明します・・・

(1) 見えるようになるため

まず、「見えるようになる」というトピックでもお話ししましたが、何かを批判したり攻撃している人は、物事の本質が見えていません。

一方だけが正しくて何かが間違いと言っていることはつまり、物事の全体が見えていないので、その状態では、いつまでも正しく考えることができません。

本当にすべてが見えているなら、わざわざ批判する必要もないのです。

だから、まずは「○○が悪い」という偏った見方をなくすために、批判しないように言っています。

私は、これを読んでいるすべての人に “本質的な考え方” ができるようになって欲しいと願っているのですが、そのための最初の一歩が、批判しないということなのです。

(2) 自分自身にフォーカス

実際のところ、他人を批判するという行為は、何のプラスも生まず、マイナスにしかなりません。

誰かの悪口を言って自分を正当化したり、少し優越感に浸ったところで何の成長にもなりませんし、結局、誰かを悪く言うような人は、人からも信用されなくなります。

そして、そもそも怒りや攻撃というのは、それ自体が膨大なエネルギー消費であり、無駄遣いだと感じます。そんなところに無駄なエネルギーを向けるくらいなら、自分を高めることに意識を向けた方がプラスに働く、ということです。

他人を攻撃すればするほど、自分は強くなってるつもりでも本質的には弱くなりますし、他人を批判したり攻撃するという時点で、自分ではなく他人にフォーカスが向いてしまっています。

他人に目を向けている限りは、自分の人生を生きることなんてできません。有限で貴重な自分のエネルギーは100%自分の人生に向けるべきで、たったの0.1%でも、他のところに浪費している場合ではないのです。

大切な自分のリソース(資産)をどこに投じて、リターンを得るのか?
これは投資と同じ考え方です。

批判ばかりしてる人は、これ以上変わることがなく、“人生の可能性を狭くして損してしまっています”。 他者を批判する余裕があるなら「もっと自分自身に目を向けるべき」というのが、2つ目の理由になります。

(3) 大衆から離れる

そして、これが一番重要なことなのですが・・・

実はたった1つ、「批判しない」ということさえ意識して守っていれば、少なくとも、“周りの大衆的な人たちと同類にはならないから” です。


新聞・テレビ・ネットなど各メディアを見ていてもわかるかもしれませんが、“大衆” という世界は、批判や攻撃をすることからスタートしています。

誰かを批判・攻撃することで賛同を得ながら、自分の主義主張を通そうとする、競争や勝ち負けの世界・・・

だからこそ、これらに影響されて、自分も批判に参加している時点で、立派な「大衆の一員」になってしまうのです。

私たちが考えなければいけないのは、この争いの世界から抜け出すことであり、そのために届けているのがこの一連のメッセージです。

もしも親がこの世界に染まっていると、そこで育った子供たちもそうなるという、“無限ループ” がいつまでも続くことになります。

たった1つ、少しでも早い段階で批判をやめることによって、他からの影響を離れて自分軸に戻ることができます。

「人生は自分の考え方次第」ということもお話ししましたが、それはもっと細かく言えば、「発する言葉がその人を作る」と言ってもいいかもしれません。

言霊(ことだま)というのもよく言われたりしますが、私の家族もそんな言葉の1つ1つを大切にしています。

実際、私が日々生活していて、一番口に出している言葉は「ありがとう」だと思います。

私の場合は昔から意識しなくても、自然に口癖のように言ってしまうだけですが、やはり周りの人には喜びや感謝を伝える習慣を持った方がいいと思いますし、自分の発する言葉が自分の人生を作ってしまうのだから、もっともっと慎重に言葉を選ぶべきでしょう。

☆ ☆ ☆


これはネットの世界では顕著なのかもしれませんが、世の中には “自分と違う価値観の人を認められない・許せない” という人が多いようです。

その主な原因としては、自分自身の現状が満たされず、思い通りにいかないことが多すぎるのだと思います。そして、自分自身を満たすことができないから、その代わりの何かで、不満や不安・フラストレーションを埋めようとします。

その行き先の1つが、他者批判や否定による「今の自分の正当化」になるのではないでしょうか。自分に直面化することもなく、今の自分をごまかす手段が、それ以外にないのです・・・

このように考えて人の気持ちを整理していくと、もし仮に自分を批判・攻撃してくるような人がいたとしても、自分自身は感情的になることもなく、逆に “相手のことがかわいそうに” 思えてくるかもしれません。


基本的に、この批判・攻撃ばかりの世の中は「欠乏感」ででき上がっています。多くの人が自分の正しさにこだわり、正しさを主張するのは、それだけ “自分の存在価値を確かめて認めてもらいたい” と思っているのです。

・・・だとすれば、このような「批判や攻撃をしない」という選択をすることによって、その世界から抜け出すことができるのです。

最終的に、本来の自分自身に気づき、100%自分の人生を生きるためには、今生きている世界(常識やルール)から抜け出すしかありません。

そのための第一歩であり、もっとも重要なメッセージが「批判しない」ということなのです。

私は、自分が関わっている大切な人たちには、この負の世界の住人になって欲しくありません。ただ「批判しない」と決めることで、「自分はこの世界に参加しない」というコミットメントになるのです。

☆ ☆ ☆


もう何度もお話ししてきたので大丈夫だと思いますが、他人の正しさは間違いではなく、その人にとっては正解なのです。

すべての人がその人なりの正しさを持って生きていて、自分の正しさも他人からすれば間違いにもなりますし、だからこそ、わざわざ他人を否定する必要はありません。


私が昔からずっと持ち続けてきた考え方として、
“人は同じ” だと思っているから批判する。“人は違う” と思っているから認めることができる。というものがあります。

つまり、なぜ他人を批判するのかというと、人は同じなのだという思考から、「他人も自分と同じであるべき」と思ってしまうからです。

しかし、最初から「他人は自分とは違う」「違っていて当然」だと認識していれば、何も否定することもなく、他人のことも気にならないのです。

ここで言いたいことは、そもそも ”人は同じではなく違う” のだということですが、勘違いしてはいけない点として、「違う」と「嫌う」は異なるということは理解しておいて下さい。

人との違いを理解できるからこそ、他人を認めることができるわけで、「自分と違う人を嫌う必要はない」のです。


そして・・・このように考えていれば、批判しようという気持ちさえも生まれません。

『誰もがそれぞれの正しさを持っていていい』
『全員に自分の正しさが認められなくてもいい』

これが健全な考え方であり、このように考えない限りは、平和が訪れることもないでしょう。


批判するという行為は、他人の正しさを認めずに、自分の正しさだけを一方的に主張していることになります。

そして、自分が誰かを批判するということは、自分が誰かに批判されることにもつながります。(他人のことは認めないけれど、自分のことは認めろというのは成立しません)

何かを批判する人は、自分で責任を取ることもなく他者のせいにもしがちですし、結局、何かに固執して他を受け入れない人よりも、他を認めて寄り添える人の方が、人としての器が広いと言えます。

つまり、一言でまとめると、“批判するのは弱さであり、認めるのは強さ” だということです。


・・・さて、

以上のように、「批判をしない」ということは、これからの人生を生きる上で本当に大切な要素になると思っているのですが、とはいえ、これはそこまで難しいことでもありません。

批判や悪口を口にしないだけなら、普通に自己コントロールできる人であれば、少しの心がけ次第で誰でもできることです。

子供でも理解して守れるくらい、シンプルな約束事でありながら、“確実に” 大きなプラスとなって、人生の質が180度変わるほど大事な話になってきます。

だからこそ、もし “たった一言だけ” 人生のアドバイスできるとすれば、この「批判しない」という言葉を私は選ぶのです。

☆ ☆ ☆


<最後に、ここから先は長くなるので補足です…>

万が一、「批判しない」ができないという人がいれば、その衝動が自分の心の奥底のどの部分からやってきているのかをよく観察して下さい。そして、そんな怒りやストレスを解放することを最優先に考えるようにして下さい。

本文でも触れましたが、多くの人(大衆)が自分の正しさにこだわり、正しさを主張するのは、それだけ「自分を認めてもらいたい」と思っているからです。
しかし、本当は、100%自分の人生を生きていて満たされていれば、他者からの承認を必要としません。他人に認めてもらわなくても、自分で自分自身を100%認めているからです。

自分が100%ではない人ほど、他者承認を求めている・・・

だからこそ、批判的な生き方が卒業できないという人は、他人のことを気にするよりも「自分自身に目を向けて、自分を満たしていくこと」を考えなければいけません。

ただ、ここで誤解しないで頂きたいのですが、批判しないからと言って、誰でも許して愛するとか、聖人君子になりましょうと言いたいわけではありません。(あくまで他者の考えを “その人の立場で理解するだけ” であり、賛同するわけでもありません)

実際のところ、私自身も人間なので、過去に嫌な思いをしてどうしても許せない人や出来事があります。ただ、それらに対して怒りや恨みといった攻撃的な感情を抱くことは、自分の人生を生きるためのエネルギーを浪費することになります。

時々、何でも許しましょうというようなセラピー手法があったりしますが、ある一定以上のことは許すことなんて不可能ですし、しない方がいいと思います。(無理して許そうとしても、自分の本心に嘘をつくことになるだけだからです)

参考までに、許せないことに対してどのようなアプローチすればいいのか?私の考えをお伝えしておきます。

もし、その出来事のどこかにプラスの側面が隠れているなら(再定義して解釈することで)ポジティブな出来事に転換するという方法もあるのですが、それができないこと、“どう考えてもネガティブ以外にない” という場合・・・

結論から言えば、許すこともなく恨むわけでもなく、「忘れる」という方向になるのですが、ここで無理に忘れようとすればするほどまた思い出してしまいます。記憶から消そうとすることが逆にトラウマ(見えない傷)になって、深く残ることもあります。

だから、私自身はこのようにとらえることにしています→
「自分の世界の出来事ではない」という感覚です。これはうまく伝わるかどうか難しいところですが・・・

例えば、小学校でも幼稚園でもいいのですが、今はもう会うことのない昔の知り合いのAさんのことを考えてみて下さい。そのAさんは、おそらくこの世界のどこかに生きているのだと思いますが、それでも、今どこにいるのかはわかりません。何をしているのかもわかりません。普段生活をしていて思い出すこともありません。確かにいたことは事実なのですが、今のあなたの人生の中では、「実質的にいない人」と同様になっています。これは、あなたが生きる世界が変わったからです。そのAさんがいた世界の延長ではない別の世界になったのです。

・・・そして、過去の嫌な人や出来事も、これと同じようにとらえていきます。

確かに、その人はいたかもしれない。その出来事はあったかもしれない。それでも、もう違う世界の出来事であって、“今の自分には影響のないこと”。

このようにとらえると、その許せない人や出来事も否定しているわけではありません。消しているわけでもありません。ただ「過去に残してきた」「別の場所に置いてきた」というような感覚です。今の自分は別世界・別次元で生きているから関係がない、影響を受ける必要もない。だから、許すことも攻撃することも、何も必要ない・・・

このような感じで、「(この人生には)なかったこと」という扱いにするのが、一番楽な対処だと考えます。

正直、文章で説明したところで難しいテーマかもしれませんが、少しでもヒントになれば幸いです。

(※ちなみに、心理療法には様々な手法があるかと思いますが、本などの知識や資格を並べただけの人には、あまり頼らない方がいいと思います。枠にはめたり決めつけることなく、それぞれのケースに合わせて柔軟な対応ができる人が、優秀なカウンセラーだと言えるでしょう)

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