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雷の恐怖を克服する ~余談⑭~ Moscowで寝てしまった

前回までのあらすじ

 雷の恐怖を克服する ~研究⑥~ Moscowの雷を追加でも書きましたが、今まで視聴していたVR雷動画に慣れてしまったため、毎日の暴露療法にMoscow Heavy Thunderstormという雷のYouTube動画の視聴を追加しました。

 上記の記事にも書いた通り、このMoscowはVR動画ではないので映像は見ずに雷鳴だけイヤホンで聞いています。そして、聞きながらnote記事を書いたり、プログラミングの勉強をしたりしています。

 けっこうボリュームを上げているので、良い感じでズガーン!と鳴ってくれますし、ビクッ!とする事が何回かあります。

 また、動画の長さも36分を超えるので、一作業する間に聞くのに丁度よいです。

ところが寝てしまう

 このMoscowを聞き始めてからお試し視聴期間も含め、実は1週間経っています。

 最初の2日くらいは、36分間「うるさいなぁ」と思いながら聞いていました。

 ところが、早くも慣れてきてしまった様なのです。

 10分過ぎくらいに不意にドドドズガーン!という大雷鳴にはビクッ!と反応してしまう時もあるのですが、それは何か作業をしていてはっきり覚醒している時だけで、少し眠い時や、作業の途中でお菓子を食べたりして小腹が満たされ意識がふわふわしている時には、あまり反応しなくなったのです。

 しかも、この1週間のなかで聞きながら途中で寝てしまったのが2回もありました。Moscowは後半になるにつれて、ノイズもうるさくなり、また雷が接近してきているのでかなり激しい雷鳴になるのにも関わらず、それを聞きながら寝てしまうのです。

 これでは暴露療法になりません。

もう雷大丈夫じゃないの?と言われた

 そんな風に寝てしまっている姿を妻が見ていました。

 彼女から言われたのが「そんなにうるさい音量で聞いても寝れるんだから、もう雷大丈夫なんじゃないの?」という言葉でした。

 確かに以前noteにも書きましたが、YouTubeで雷を検索するとリラクゼーション雷雨というのがいくつも出てくるのはわかっていました。

 もしかして私は、雷の音でリラックスしてしまっているのでしょうか?

 これはいったい、どう解釈すれば良いのでしょうか?

 わけがわからなくなっています。

もしかして克服してしまった?

 そんなはずはありません。

 まだ、意図的に本物の雷に身をさらす(in vivo エクスポージャー)をしていません。本当はしたいのですが、最近はこちらの地域の大気の状態が安定しているせいなのか、雷の予報が出ても鳴らないのです。

 絶対本物の雷は怖いはずなのです。

 先月の月報を書いている時にみまわれたゲリラ雷雨は、思い出しただけでゾッとします。夜中に3回も停電になるくらいの集中的な雷雨だったのですから。

 あの時は、しっかり耳栓をして布団の中に隠れたじゃないですか。

 でも妻にMoscowを視聴してもらうと「この間のもこんな感じだったよ」と言われました。

 ちょっと待ってください。

 こんな状況は、雷の恐怖を克服するを書いた時に想定していたものではありません。

 これは雷動画を使った暴露療法の限界なのでしょうか?

 もうちょっとボリュームを上げるなりして対策を考えようと思います。

 そして、一刻も早く本物の雷に身をさらさねばなりません。


最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
また別のnoteでお会いしましょう。


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