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外国人エンジニアをリモートで採用するには?

リモートワークの時代には、人は国境を越えて働き、企業も業務に合った最適な人材をグローバルなタレントプールから雇えるメリットがあり、海外からの雇用が選択肢の1つとして考えられるようになってきたのではないでしょうか?

「【外国人エンジニア採用】メリットから採用・定着方法まで完全解説!!」という記事においても、外国人エンジニアの雇用方法は大きくわけて「①日本国内で雇用するケース」と「②海外に居住したまま雇用するケース」の2つがあるとお伝えしています。

海外に居住したまま外国籍の社員を雇用する際には、現地の税制、法律、通貨への対応が必要になるなど解決すべき問題もございます。
しかし、今回ご紹介するEORという仕組みを使うことで上記の問題を解決することができ、エンジニア採用の幅が広がりますので、参考にしていただけますと幸いです!

1. EORとは?

早速、EORとはなにかご紹介します。
EORは、Employer Of Recordの略称で、企業の海外雇用を代理するサービスのことです。

通常海外で従業員を雇用する場合、企業が現地で設立した法人を通じて行われる必要があります。
しかし、EORでは他国の従業員と大体雇用し、派遣をするという形態をとるため、海外に現地法人がなくても海外から雇用をすることができます!

日本企業とEORを提供している会社の間では、コンサルタント契約が結ばれ、その契約の範囲内でdeelから派遣される従業員に業務指示などを行うという形態をとります。

そのため、就業規則、現地の税制、法律、通貨への対応を気にすることなく、海外在住の外国籍の方を雇用することができます。 一方で、人事評価は採用する企業様それぞれで設定いただくことができます。

次に、実際にEORを提供している会社のうち、弊社パートナー企業である「deel」についてご紹介いたします。

2. deelとは?

deelは、2019年に設立したスタートアップで、企業が世界中から人材を雇用するための雇用・コンプライアンスおよび給与支払の課題解決につながるサービスを提供している会社でございます。
現在、現地法人を有する150カ国以上でのサービス提供に対応しており、世界中からの雇用をサポートしています。

Dropbox, Inc. 、 Shopify Inc.、 Notion Labs Inc.といった世界のユニコーン企業がdeelを活用しています。

3. deel.でできること

では次に、deel.ではどのようなことができるのかをお伝えします。 先ほどお話したEORの手続きをdeel.が提供するオンラインプラットフォーム上で、現地の法令に準拠した契約書を作成し、契約締結まですべて行うことができます。

また、契約の締結だけでなく、給与計算と経費精算や、国ごとの源泉徴収(税金/社会保障)、120カ国以上の現地通貨や仮想通貨での給与支払いに対応可能で、税金、許可申請、コンプライアンス関連の書類の収集と書類の提出状況の管理なども行うことができます。

さらにオプションとして、国ごとの最適な福利厚生パッケージや、各国に対応した生命保険/医療保険も追加することもでき、契約のサポートだけでなく、給与・経費精算、福利厚生までサポートできることもよさの1つです。

また、deelでは「EOR」の他に「コントラクター」というサービスがございます。

「コントラクター」は、企業が業務委託者と直接契約を行い、その請負契約の締結のためのサービスをオンラインプラットフォーム上で提供しています。

EORと同様に、現地の法令に準拠した契約書作成や契約締結のほか、給与計算と経費精算、給与支払いが行えるほか、税金、許可申請、コンプライアンス関連の書類の収集もできます。
こちらのオプションには保険や福利厚生のほか、給与の前払いサービスや審査不要のデビットカードを発行できるサービスもあります。

同社が提供するプラットフォームからは請求書の自動作成・収集・支払い額の自動計算を行えるだけでなく、Mass Payという技術を用いてワンクリックで給与や経費を支払うことが可能です。

送金方法は銀行送金、クレジットカード、Wise、仮想通貨(USDC) などから最適なものを選択し、各契約者の口座へ送金できます。

4. まとめ

以上より、EORを活用することで、海外現地に法人がいなくても、外国人エンジニアを含め外国籍の方々を日本に呼ぶことなく採用することができることができます。
海外からの雇用が選択肢に入ってくると、採用の母集団が広がると思います!

ITエンジニア採用、EOR、deelについて気になるということがありましたたら、下記よりご連絡いただけますと幸いです!

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