ふゆと

よこしまな英語屋。ふらふらと多読をはじめてM/M(英語版BL)にでくわし、沼に。今は翻…

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よこしまな英語屋。ふらふらと多読をはじめてM/M(英語版BL)にでくわし、沼に。今は翻訳させてもらったり。モノクローム・ロマンス文庫(新書館)よろしくね。

最近の記事

萌え読み 前置詞講座

4/21に新書館さんのクリエイターズクラブの講座として、「萌え読み エロでわかる前置詞」の単発講座をやりましたー。 萌え読みは、とにかく英語力がなくともエロを読む!エロを楽しむ!で何だか原書が読めるようになったぞという私の経験、というか楽しい茨道を踏まえ、英語学習に対してかまえずに気楽に英語を楽しむコツとか原書読みに役立つ何やらを解説する講座で、今回四回目にして初のショート講座(一日のみです)。 リアルタイム講座は終わりましたが、アーカイブが5月いっぱい購入可能、いっしょに

    • 新書館ブックフェア始まりました(2023)

      モノクローム・ロマンス文庫も対象作品(結構あります)の電子書籍が半額!になっております。 詳細はこちら。 9/1〜9/4(月)までの4日間です。 こちらの公式アカウント↑でも対象作品個別の推しツイートなどしていますので、気になる作品、読み逃している作品などぜひ見つけてください。 9月の新刊「ムービータウン・マーダーズ」(ジョシュ・ラニヨン作)のシリーズ既刊もフェアに入ってますよ〜。いいおうちのお坊ちゃんFBI捜査官(美術犯罪専門)と、無愛想と不器用を煮詰めたみたいなプロフ

      • BDSMについて語ってみる

        先日のモノクローム・ロマンスのスペースで1時間ほどBDSMについて語ったというか推したので、ざっくりテキストでまとめたり追加してみた。 ちなみにアーカイブはこちら。 「モノロマほろ酔いスペース サンダー・ムーン編 M/MロマンスにおけるBDSMについてのゆるトーク」 Twitterにうまく上がらなかったので録音をつべにアップしたそう。この形式のほうがよかったりするのかな。1時間くらい「BDSMロマンスはいいぞー」てなことを酒飲みながらまったりしゃべっているだけなので、聞い

        • pants/パンツ/ズボン/を脱いだら?

          安心してください、はいてますよ の文法とは 少し前、Britain's Got Talentという多ジャンルオーディション番組で「とにかく明るい安村」氏が決勝まで出た。快挙だ。 安村氏の芸は「安心してください、はいてますよ」が決め台詞、全裸に見えるがパンツをはいている、というぽっちゃり体型を利用したビジュアル芸である。これが会場のオーディエンス巻き込んでの大盛り上がりになったのだが(イギリス人て結構バカネタ好きですよね)、この時、日本にはないコール&レスポンスが起きた。

        萌え読み 前置詞講座

          BDSMロマンスの話(スペース告知)

          7/2(日)、まあ今夜なんですが、9時からTwitterのスペースで「モノロマほろ酔いスペース サンダー・ムーン編」としてBDSM中心にゆるーい話をします。 今Twitterが閲覧数制限かかってるみたいで雲行き怪しいので、ひとまずこちらで告知してみる。 公式アカウントの告知はこちら。 BDSMってまあいわゆるSMではあるんですが、その位置付けがかなり日本からイメージする「SM」と違うというかそれより広いので、そんなお話と、ロマンスの中での位置付け、BDSMによる救済なんか

          BDSMロマンスの話(スペース告知)

          のろわしきDumpling

          イギリスのスナク首相がG7で広島風お好み焼きを焼いて食べたニュースを、ロイターの英語版は首相が"pancake"を食べたと報じていました。 pancake。 新英和大辞典による定義はこれなので、たしかに「粉を使った生地を平たく丸く焼いた」お好み焼きは、パンケーキ以外の何ものでもない。が、日本人なら大体の人が「お好み焼き=パンケーキ?」と違和感を持つんじゃないでしょうか。 それは日本において「パンケーキ」が甘いホットケーキのイメージで膾炙していることも大きい……が、コウビル

          のろわしきDumpling

          英語のよこしま。cockとdickとprick編

          「M/M小説」と言われるmale/maleの (男性同士の)ロマンス小説を原書で読むのが趣味で、時々お仕事で翻訳もさせてもらってます (モノクローム・ロマンス文庫よろしくね)。 で、男二人(以上)のエロシーンとなると欠かせないのが男性器。最低2本は出てくるわけでして、自然と詳しくもなろうってもんです。 今回はその男性器の英語についてのお話。 ついでに穴のほうもちょろっとね。 このお話も前に新書館さんの「クリエイターズ・ラジオ」(Twitterのスペース)で話したものです。い

          英語のよこしま。cockとdickとprick編

          ChatGPTは創作お手伝いさんになれるか 2

          「愉快なタイトル考えてください」とか「不思議な設定出してください」もおもしろいんですが、別にChatGPTに考えてほしいわけじゃないです自分で作りたいんだよ!て人が創作畑には大半だと思います。 そういう創作さんがChatGPTをどう使えるか、というのが、そもそも私の気になっていた点でした。 しばらくガサガサとさわってみて、これいいんじゃないか?っていうプロンプトをまとめてあります。 のっけでいきなりまとめちゃうと、ChatGPTには「編集者として」「質問をさせる」のが一番創

          ChatGPTは創作お手伝いさんになれるか 2

          ChatGPTは創作お手伝いさんになれるか1

          何かと話題のChatGPT。 創作活動に使えそうなプロンプトや使い方ないかな〜って最近試してたのをざっくりまとめてみようかと。 書き手がやりたい創作の「お手伝い」をAIがしてくれないかなあ、というスタンスです。AIにかわりにアイデア出ししてもらうのも懐かしの「お題」みたいでおもしろいんですけどね。それは別腹で。 今回はプロンプトの基礎の話で、創作への応用は次の記事からなので、ChatGPTは慣れてるぜって人は次からどうぞー。 ChatGPTとは何か とりま基本から。す

          ChatGPTは創作お手伝いさんになれるか1

          なぜ日本語では『イク』なのに英語では『come』なのか

          よこしまな英語への素朴な疑問ですね。 これについては以前に行った「萌え読み」の原書読解講座の時にご質問でいただき、新書館さんの『クリエイターズラジオ』(スペース配信)でもこれをテーマにゲストとしてしゃべったことがあり、さらにそれを聞いた友達から「昔飲み屋で飲みながら解説していたよ」と言われたのでどうやら私は数年前からこの話をしてるみたいです。どんだけだ。 18禁の話ではないですが、テーマ的にあからさまな言及もあるので、あんまりいとけない方は読まない方がいいかな… さて。

          なぜ日本語では『イク』なのに英語では『come』なのか