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ワンコを保護の顛末のご報告

こんにちは!

何回か呟いてますがワンコ保護しました。
今回はその報告をしようと思います。

保護の経緯

自分は鹿児島市在住なんですが、毎週鹿屋市の方に所用で通っています。

いつもは桜島フェリーを使って桜島に渡り、垂水市街地を通り抜け、鹿屋市に向かってます。大体そのフェリールートで走ってるんですが、先々週と先週はフェリー代をケチって(笑)国道10号線を通って牧之原方面に走り、そのまま福山の黒酢の壺畑の近くを通過し、大隅湖と高隈山の脇を通り高隈町へ抜けて鹿屋市街地にと言うルートで走ってました。

で、大隅湖を通りすぎ高隈山を下り田園地帯の開けたところを走っていると、そこに茶色い物体がふかふかと転がっているのが見えました。『えっ』と思って車で避けながら通りすぎると、茶色い物体はワンコでした。見た目、ひつじのショーンの茶色いバージョン。ふかふかの毛だるまの中に細い足が4本生えてるアレです。

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前日の睡眠不足と長時間運転で脳が麻痺していた自分は、『えっ!?』と思ったものの後ろに車が何台かいたため、そのまま通り過ぎてしまいました。

車を運転しながら「あれワンコだ」「ずいぶん汚れていたな」「餌を探して道路のふんふん嗅いでいたな」「捨て犬?」『あれ捨て犬じゃね??』と思考が働き始めました。

しまった、保護すればよかった。

でもウチにはニャンコが15匹。これ以上の保護は自殺行為だ。

ワンコ保護したとしても、置いておく場所がない。

外におく?いやいや、無駄鳴きして近所から苦情が来たら、そうでなくても猫の餌やりで白い目で見られているのに。しかも外は寒いし。体調も悪いかもしれないから保護するなら室内じゃないとダメだ。

とはいえ、鹿児島県内でもそこそこ冷え込むし、今いる場所は山の麓。絶対寒い。

保護しないと。でも保護したとしても場所が💦

運転しながらぐるぐる自問自答。

とりあえず車には猫用の大きめの捕獲機がある。

そして荷造り紐も捕獲機と一緒に積んである。

捕獲自体は見つけられたら可能なので預かりボラさんさえいれば助けてあげられる命だ。

そして今助けなければ、多分あのワンコは野垂れ死ぬし私は一生ワンコを見るたびに思い出してトラウマになる。

幸い!?夫は出張中だからw、しばらく部屋にねこ用のケージを設置してワンコを2週間は保護できる!

今にして思うと、どこまでも見切り発車感が否めませんがここまで考えて隣で寝ていた娘を起こして、事情を説明しました。娘も『行って来い!』と後押ししてくれたので、娘を送り届けた後にTwitterで事情説明し預かりボラさん(鹿児島県内で)を募集しました。

鹿児島県内の方ではなかったのですが、預かりしてもいいよって言ってくださったフォロワーさんがいて、全力でワンコがいた場所に戻りました。

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この言葉にどれだけ後押ししてもらえたか。

よっしゃ、行くぜ待ってろよ!
ワンコぉぉぉぉぉぉと走って戻りました。

しかしワンコが見当たらない💧

この広大な農村地帯をワンコ探して歩くこと2時間半。探しても探しても見つからない。外は風が冷たかったのに日差しは暑くて、段々と汗びっしょりになり腕の関節が痛くなってきたところで「あ、やばい汗」と休憩取りがてら、神頼みに走りましたwww

ちなみに神頼みしたのは、私のブログやnoteで馴染みの水神様です。

花の水を変えて、持ってきていたお酒を注いで必死にお願いした後に、クーラーガンガンかけて水分とって寝てました。

もう見つからないのではないか、そもそも私がすぐに保護していたら良かったのに、うっかり見過ごしたから救える命も取りこぼしてしまったと落ち込みつつ、帰り道ワンコを探しながら車を運転していたら

無事に保護できた!

はい、捨てワンコが道の端を歩いているところに遭遇しました!

めっちゃびっくりしながら車を近くの空き地に止めて、ポッケの中に準備していた荷造りヒモを手にワンコのもとに走りました。ワンコの近くに近隣住民の方がいらっしゃったので『このワンコ、ご存知ですか?この辺りで飼われているワンコですか?』と尋ねたところ『捨て犬だよ〜、4、5日前からこの辺りを彷徨いているんだよ〜』との返事をいただきました。『ではこちらの方で保護させていただきますね』と一言お伝えして、手元のヒモで輪っか作ってワンコの首にかけてみると、こっちを見上げて嬉しそうに付いてきました。

車の中には猫用キャリーは無かったものの、大型の捕獲機があったのでそちらにワンコに入ってもらうと『おうち?おうちに帰るの〜?』と嬉しそうに尻尾を振ってました。

こんな気立てのいいワンコを捨てるなんて、、、、と切なくなりながら車で2時間。合間にTwitterで心配してくださった仲間にご報告しました。

この時点て頭の中がとっ散らかっていて、同じようにとっ散らかっていたツイートに同じ報告を二箇所にあげると言う体たらくw

でも無事保護の報告ができて、本当に良かったです。

帰宅途中でワンコのフードを慌てて購入。

買ったことないフードは選ぶのも難しくて、きっと胃腸が弱ってるだろうから(今まで保護した猫はみんな保護直後にお腹を壊してる)消化に良さそうなフードをと悩みながら購入し帰宅。

家に帰ってから、猫用のケージを急いで組み立てワンコIN。

出張中の夫の部屋を無断拝借という荒技に冷や汗かきつつ、でも初めてのワンコの世話にテンション上がります(笑)。捨て犬なんてと思いましたが、鹿屋は捨て犬が多いという話を聞いて、まだまだそんなところもあるんだな〜と。

で、何とかワンコの世話をしつつ病院へ行きました。

ワンコ病院に行く

とにかく皮膚の状態が悪いのと、お腹を(予想通り)壊しているのとで、いつものかかりつけ医に診てもらいましたら、

アカラス→アカルスともいうんですね(発音の違いかな?)

(後日真菌にも感染していることが判明しましたが、真菌自体はみんな持ってるものだそうで、皮膚が弱いワンコだということでした)

お顔の周りの毛がとても痛そうだということで、獣医さんが丁寧に切り取ってくれました♪おかげで可愛いお顔が見えて、ワンコもご機嫌です♪

迷子犬かも飼い主探してやってと要望いただく

その後、迷子犬かもしれないので飼い主を探してあげて下さいと言うコメントをいただきまして、ハッシュタグ入りのツイートをしました。

が、ツイートの通り。

未去勢の成犬と言うのが解ってから、いやこれは迷子犬じゃないだろうと。

どちらかというと悪質なブリーダーが繁殖犬として虐待してるだろ💧と思いつつペットサロンを探しました。

病院併設のペットサロン探し&事前診察

皮膚の状態が非常に悪いことと、犬自体が巨大な毛玉と化してること。ワクチン未接種だろうと言うことでペットサロンの予約は薬浴できる病院併設のサロンがいいと動物病院に助言いただいて探しました。

最初、ググっていた個人のサロンは見送り。

「ここがいいかも」と教えてもらった動物病院併設のサロンには事情説明するものの『ワクチン未摂取では』とお断りされました。ここでGoogleマップの出番です。

クチコミ評判のいい、獣医さんが親身になってくれそうな、ペットサロンのある動物病院を探して電話をかけると『事前に診察してくれたらOK、ワクチンよりもカット優先!』と言ってくださる病院に無事巡り合い、予約を入れられました。

S動物病院とGoogleマップ、ありがとう〜〜💕

で、事前診察に行くとアカラス以外に真菌に感染していることがわかりました。真菌は健康なワンコにも普通に常在しているやつで本当は大丈夫なんだけど、皮膚が弱っていたり免疫が弱っていたりすると悪さをするという事で、そちらのケアも薬浴でしてもらうことになりました。

で、飼い主探しはですね

この時に後ろ足と書きましたが、前足もひどい湾曲しているので、真っ直ぐに立つこともできない狭い場所に長期間閉じ込められていたと診断されました。当然、そんな飼い方をするような人に返す犬はおりませんと言うことで、返還はなしの方向で決定です。ま、どのみち探しもしないでしょう。

はい、そんな感じで。

たとえ加害者の事情があったとしても、被害者の救済が最優先されるべきだと思ってますし、自分が別に加害者の事情を汲む必要もないので、汲んで欲しければ虐待加害者更生プログラム実践してる所に行けば良いというスタンスでいきます。

もちろん誰でも状況によっては加害者になる可能性は否めません。某PワンコJも虐待しようと思ってしたわけではないのだと思いますし、最初は善意から組織を立ち上げたのだと思います。

でも虐待という状況が始まった時点で、そのまま現状の把握も改善もせずに先送りにし続けたのは、やはりその場にいた人間の手抜きであり悪い意味での惰性だと思うので、きちんと処罰されてほしいですね。

それが再発防止の一歩だと思うので。

とはいえ自分も気をつけて活動しなければと思う所存です。

で、ペットサロン初挑戦する前に、預かりボランティアしてくださるという方に連絡を取り、ペットサロンで待ち合わせの約束を取り付けました。

ペットサロンへ、そして預かりボラさんに会う

で、いざドキドキのペットサロンへ

これが本当に良い方で、ワンコを見て本当に心を痛めて大切に預かって下さいました。飼育環境が整い次第、娘が引き取りたい、一緒に過ごしたいとの希望で最長1年間の預かりをお願いして参りました。

一緒にたくさんの支援フードを下さって、頂いてばかりで有り難いやら恐縮やら。(ペットサロン代も負担してくださって、その節は本当にありがとうございました💦)

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(うちの保護猫達も盛り上がっております❣️ありがとうございます💕)

先住ワンコ達と一緒に楽しそうに過ごすパフちゃんを見て、ほっと一息です。

誰だよ、ハリポタのドビーって言ったやつw

この後、私がペットロスになったのは公然の秘密ですw
で、娘もパフちゃん居なくなって、ペットロスになりましたw

パフちゃんの現在の状況は

現在も預かりボラさんのお宅で、楽しい生活と通院を含む心からのケアで心身を癒す生活を送ってます。

今後、ワンコのお世話に関してもささやかな保護猫活動さん(ちなみに全然「ささやか」ではないです、すごいです!)からご指導を頂き勉強しつつ頑張りたいと思います❣️

いやもう、ワンコ達に対して時間と労力を惜しまずにケアする姿に、自分も格ありたいと目標にさせていただきました(勝手にw)

とりあえず今月中に使い切らないといけないどうぶつ基金のさくらねこ無料チケットが、猫捕獲の度重なる失敗で残ってるのでw、今月末頑張ります!

あと、付け足しみたいで申し訳ないですが、H.K様より支援フードに引き続きシステムトイレ頂きました!

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大きなトイレで猫達が集中して使ってます❣️
いつ見ても下のペットシーツがズブズブになってますwww
めっちゃ使い心地がいいんだろうなと🌸🌸

写真が暗くて見づらいですが給水機付きのフード入れ、、、なんて言うんだろw
自動給餌器給水機だ!(ググった)も頂きました。
娘の部屋で猫達が『これ!こういうのあると助かる!』と喜んで使ってますw

ちなみにシステムトイレは上のふた?を外して、下の受け皿の部分だけ使っています。上の蓋はそのまま猫ベッドの上に置いて、秘密の隠れ家的な存在として猫達が絶賛愛用中♪

一粒で2度美味しいとは、このことです❣️

ご支援ご支持、本当に心から感謝しております、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます✨🙇‍♀️✨

現在、活動は自費と頂いた支援フードや支援金で賄われています。お外で暮らす飼い主のいない猫たちの為に、よろしければ猫活動のサポートお願いいたします。頂いたサポートは地域猫活動、大学猫活動、保護した猫たちのために大切に使わせていただきます。