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東洋一のブラッディシーザーを

最高のブラッディシーザーを作るため、初めてインフューズ(いわゆる洋酒の漬け込み)をやってみた。

思い立ったきっかけはバーでのアルバイト。数ヶ月前から行きつけのお店で働かせてもらっている。カウンターの内側に立つと今まで目に入らなかったお酒が見えるようになる。無論、目に入ったものを飲むようになる。

すると好きなお酒が増えてくる。好きなお酒が増えると、改めて好きなカクテルも増えてくる。その一つがブラッディシーザーだった。マスター自家製のインフューズドウォッカで作るシーザーが僕の嗜好を広げてくれた。


以来、数々のお店でシーザーを頼んでみた。そのなかで顕在化した美味しいシーザーの定義は次の3つ。

最高のシーザーを織りなす条件
1:味に奥行きがある(飲み初めから後味まで複数の味わいが楽しめる)
2:適度に辛味の刺激を内在させている
3:温めてもスープとして成立しそうな感じ

まあ例えるなら、ブイヤベースとスープカレーの長所を兼ね備えていていい具合に辛いと美味しいよねってことです。


この定義を満たす、至高のシーザーを作りたい。そのためにまずはリサーチ。てことで、ネットで散々調べた上で師匠(マスター)に教えを乞いに行った。色々経験談を伺った上でこんな本まで紹介していただいた。

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この本、めちゃくちゃわかりやすいし面白い。シーザーの方法論を調査しにきたのに、ついでにスパイスカレーの配合理論まで理解してしまった。この2〜3日でスパイスに関する知識がすごく身についた気がする。


獲得した知恵とひらめきをもとに素材の買い出しに出かけ、早速インフューズに取り掛かってみた。ウォッカに浸す材料はこの通り。結構小エビときりいかが決定打になりそうな予感を抱いている。

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こんな感じに一つ一つスパイスを小分けにして...

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ビンとかも綺麗に熱湯消毒して乾燥させて...(思っていたより結構手間がかかる)

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そして全てまとめてビンに投げ入れる!するとこんな感じになった。
ちなみにウォッカはポーランドのABSOLWENTを選んでみました。

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とりあえず最低3日は熟成させて様子見してみようと思う。初手から至高のシーザーができるかはわからないけど、試行錯誤を重ねていく余地があってとても楽しい。自由研究みたい。

放置していると1時間おきに表情を変えるのが、何とも愛らしい感じもする。早くできないかな。


ちなみに余ったスパイスを活用して、夕食は本気で薬膳麻辣火鍋を作ってみました。明日も食べるつもりなので次はその話をしようかな。

あと実はウォッカだけじゃなく、ジンと電気ブランも僕なりのインフューズを施してみたから、いずれ経過を見届けていきたい。


初投稿はこの辺りで。Merci!

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