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出産ってこんな感じ(第2子・次男)

次男の出産後も、入院中の病室で備忘録を書いていたので読み返してみる。

備忘録


2月とある日の朝、うっすらピンクのおしるしが。おしるしなのか?これ。
予定日は3週間後だが・・・・。

とりあえず長男の保育園送りはパパに任せ、なんとなく安静にしてみた。
今日明日で産まれたら、やりたいことまだ全然終わってないんだけど…と思いながら、とりあえず落ち着くためにコーヒーを入れてみた。
夫出勤。午後は妊婦健診なので、生まれそうかどうかはそこでわかるだろうと思い、最後の自由時間を謳歌すべく活動開始した。
 
万が一に備えて、直前持ち出しセットを準備し、長男の服を始めとしてリビングを片付けて、床を掃除した。
夫の部屋からモバイルバッテリーを借りるついでに掃除機がけ。このモバイルバッテリー持参が英断だった。
 
健診のまま入院になっても問題ないよう、リュックに必要最低限のものを詰め、行きたかった定食屋に出発。
カウンターしかない定食屋で、そこそこのお値段かかったが、ワカサギと鶏の唐揚げは大変美味しかった。
女性のお客さんばかりだった。これが最後になるかもしれないなあと思いながら堪能した。
 
1時間ほど余裕があったので、血糖値対策も兼ねて池袋を散策しに歩いた。
もしかしたらバレンタイン前に出産してしまうかもしれないと思い立ち、東武のバレンタインフェアの会場に向かった。
会場内を2周くらいして、毎年恒例の雰囲気を楽しみ、目に留まったキレイなチョコを夫に、チョコバナナブラウニー(ベイビーブラウニーという名前に惹かれた)を長男用に購入。
これからホワイトデーは3人から貰えるのかな。
このときうっすらお腹が痛い気がしていたので、バスで病院に向かうことに。
 
先にNSTをしてくれたが、赤ちゃんの心拍が平均より5くらい高いとのことで、測定が長引いた。お腹の張りも何度かあった。
エコーは初めて診療してくれる女医さんだった。
ちゃんと時間通り来てくれると院長先生お墨付きの。時間通り出勤しない医者いるの?
おしるしの件も話したが、内診はなくそのまま帰された。
次回健診は1日早めて水曜にしておいた。
助産師さんから、お腹の張りもあるしおしるしもあるから、出産近いかもしれない。
陣痛感覚が15分くらいになったら連絡するようにと言われた。
理解はしていたし、このときはそうしようと思っていた。
 
家に帰って、日常消費するトマトやパン、いちご(普段買わない)などすぐ食べられるものをマイバスで購入して、万が一に備えた。
この時すでに17時頃。

長男を保育園に迎えに行こうとするも、なんとなくお腹が痛い気がして、ベビーカーと自転車のどちらで行くかをものすごく迷った。
ベビーカーで行ったら時間がかかって、帰り歩けなくなる気がした。
というわけで自転車で行く判断に。
なかなかごねて自転車に乗りたがらない長男だが、いちごで釣ってなんとか乗せた。いちごを買っておいて正解だった。
嘘でも良いが、そろそろ誤魔化せないくらいの記憶力になってきている。

家にたどりつき、2階にある賃貸の部屋に入るまでの階段で「抱っこ」が出て焦ったが、なんとか歩いてもらって自宅に収容。
このときすでに普通にお腹が痛くなってきていた。たぶん陣痛。
陣痛タイマーで間隔を測ってみると、4~5分で、時すでに遅し。
夫は最速20:30帰宅とのこと。
恐る恐る病院に電話すると、「それまで待っていたら間に合わないから、上の子も連れてきちゃってください(呆)」とのこと。
陣痛タクシーが15分後の19時到着。スーツケースを階段下まで下ろすのは運転手さんにやってもらえないそうで、陣痛の合間に自分で下ろすことに。
幸い長男がぐずらずに素直についてきてくれたのが助かった。
病院で長男が一人で待つことになることを想定し、おかしと乗り物絵本を持った。よく気が回ったと思う。しかしスマホの一人勝ちであった。
長男はとても大人しくタクシーに乗っていてくれた。途中眠そうだったがなんとか病院に到着。
2歳児でも隣りにいてくれると気が紛れるし、なんとなく心強かった。決して頼りにはならないけど。

到着後、私が内診の間、長男はドアの外のソファで乗り物絵本を見て一人で待っていてくれた。
この時点で子宮口6~7cmになっていた。どおりでお腹も痛いわけだ。
すぐ分娩室に行こうと言われたため、長男がスマホで好きな動画を見られる状態にして、助産師さんに託した。
近所に長男を見ていてもらえる人はいなかったのか(呆)と言われて申し訳なかった。
現代の子育て事情を慮ってほしい。(計画不足を棚に上げ)

夫到着予定まであと40分。長男の引き渡しまで付き添いたかったが、できる状況ではなかった。
助産師さんは分娩室を急いで準備しに行ってくれた。割と緊急だったようだ。
前回は陣痛室で陣痛に耐えたが、今回はその段階はスキップした。
無痛分娩ができるか尋ねたが、「先生いないので、無理ですね〜」と言われ、軽くパニックになった。
でも、長男のときもほとんど麻酔なしの時間を耐えたし、最後も麻酔を切られたしなんとかなると思い込ませた。
 
分娩台にあがっても長男の様子が気になった。
スマホを渡してしまっているので夫と連絡が取れず、病院の電話も借りられないということで途方に暮れた。
しばらくして、病院のタブレットを長男に渡して動画を見せ、私のスマホを回収して来てくれたので漸く連絡出来た。
相手(夫)は大人だから、なんとかここまでたどり着けるとは思っていたが、結果意外とバタついた。
 
助産師のIさん(ちょっとこわい)にお産を進めようと思いますと言われ、内診兼卵膜剥離?をされたが、そこまで痛くなかった。
「赤ちゃんがまだそんなに降りてきてないけど、破水したら更に進むと思うから破水させようかな~」と言っていて恐怖だった。
長男と夫が無事再会でき、安心したところで子宮口はほぼ全開だった。
ここまでが陣痛の一番辛いところなんだよな…?
他のことで気が紛れ、大したことなかった。
入院関係の書類を提出したり、サインしたり、バースプランを聞かれたりバタバタしながら、夫と長男とライン電話してみた。
4日後から病院のルールで立ち会い出産許可となる予定だったのに、かなり前倒し出産となったため間に合わなかった。
なので、せめてラインで立ち合いをと思ったが、長男は「(YouTubeで)救急車と消防車が見たい~」と、ママより救急車消防車をお望みだった。
いきみ逃しの時間は短く、一回いきんだときに破水した(させられた?)。その後痛みのピークが来たらいきみましょうと言われ何度かいきんだが、やり方がよく分からなかった。
途中で自分の膝裏を抱える過酷な姿勢になり、ピークにつき2回いきんだ。ライン電話はつないでいたが、長男が騒いでいて集中できないため切った。
その後は集中でき、2~3回いきんだときに頭が見え、一番狭いところを通っているというときに渾身の力を振り絞った。
挟まっている感じがして、さらにいきもうとしたところ、力を抜いて息を大きく吐くよう指示された。
長男のときはこの指示の時点では頭が出ていて、あとは身体だけだったが、今回はまだ頭が出ていなかったようで、みんなで頑張って出してくれていた。
息を大きく吐きながら、最後だけ力を入れてという新しい技を指示されて混乱した。
でもなんとかそれっぽくできたようで、5回めくらいで無事に全身出てこられた。

陣痛開始後4時間、病院到着後2時間、いきみ開始から約1時間のスピード出産だった。
前回は全身疲労困憊だったが、今回は体力もまだ残っていたし、ライン電話も自分でかけられた。
これじゃ大変さが伝わらない……と思う余裕すらあった。
胎盤の排出に少し時間がかかったが、無事出してもらえた。
健診では2700gほどと言われていたが、測定結果は3022gでだいぶ上振れしていた。案の定、会陰裂傷は起こっていて、麻酔後、20分くらい丁寧に縫ってくださった。3000g超えたら仕方ないですと言われた。
 
出産時刻が早ければ早いほど0日目を長く取れるため、より長く病院で休める。
しかし私は21時半出産のため、残念ながらかなり短い部類に入った。
陣痛開始時点では翌日0時すぎに生まれたらいいなと思っていた。
でも助産師Iさんに今日生まれますか?と聞いたら生まれますと即答されたので、少しでも長く休むため急がねばと思ったが、これが限界だった。
大部屋に移れたのは0:30頃だった。
長男出産時の同室のTさんは23:57に産んでいてかわいそうと思っていたのを思い出した。明日は我が身だった。
翌朝からは幸せであり地獄であるお世話が始まるというのに。

大部屋に移っての試練は向かいのベッドの方の壮絶なイビキだった。
眠かったにも関わらず、3時間ほどしか眠れなかった。
食事時間以外の全時間帯で盛大なイビキを休まずかいていて、辛かった。
耳栓はスーツケースではなくて手持ちカバンに入れるべし。

大事なこと

色々あったけど、1つ言えることは・・・

2人目以降の出産時、上の子たちをどうするかちゃんと考えておくんだよっ!!

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