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ASD・ADDグレーでも手帳は二級の不思議

WAIS-Ⅲ(知能検査みたいなの)の結果も全体的にちょっと低く、積み木や間違い探し系が目立って低いぐらいで発達の大きな凹凸はなかった。最初の診断はADD(ADHDの衝動性は薄く不注意が優勢)だったが、このテストの後ASD傾向の方に切り替わった気がする。

実は生まれて一度しか遅刻したことがない。それも会社側の開始時刻連絡不備。女性がニヤニヤしながら普段は話しかけても無視しているのに近づいてきて、なんで遅刻したの~?どうしたの~?と馬鹿にしてきて気付いた。勿論時間が早くなる事を知りませんでしたと言って終えた。(健常者なら形だけでも謝るのだろうが連絡を自分の手前で止めたのは彼女らだろうし、そこにいる全員が分かるレベルの悪意で馬鹿にされて慌てて大勢の前で謝罪ができるような器用さは無かった)次の始業時間変更の連絡は全員に行き届くようなやり方に変わったので当時の上司も気付いたのだろう。

興味が次々移り変わるという事もなく、じっくり好きなものを追っていくなのでADHD要素は薄い…と思うのだがコンサータが素晴らしく効く。もう1年以上服用し続けているが、昼間の眠気が出ないのは本っっっ当に助かっている。値段が高いのも納得。
絶対に手放せないので自立支援医療費制度にもお世話になっている。デメリットは義務付けられた年に一度の血液検査と切れたときのぐったり感だが、そういう時に文章を打って寝かけた脳を起こすようにしている。

主治医がどういう診断書を書いて二級に持ち込んだのかは今も分からないが、障害年金はあなたは取れませんよ、見た目ハキハキしてまずそういう風には見えないのでと言われたので、
「うつ」「適応障害」「長期に渡るいじめ」とかワードを盛り込んでくださったのだろうと思うようにしている。他の病院では発達障害の診断は出ず、延々とソラナックスやデプロメール等を飲んできて微塵も改善されなかったのでうつではなさそうだが。

手帳二級のメリットはdocomoのハーティ割引(基本使用料1,700円割引)が使えるという事がある。三級でもOK。
「ファミ割MAX50」「ひとりでも割50」とか多くのサービスと同時契約ができなくなる。前後で料金を比較したが… 500円…ぐらい…?得かな…
損は間違いなくなかったが大喜びするほどでもなかった。勿論他キャリアにもこの手のサービスは存在している。

他に映画の割引、美術館が無料など色々あるが、いずれも介護事情で活用していない。

個人的には虐め好きな方々のよく言ってきた「脳障害」「あんたなんのために生きているの」「親の育て方がおかしい」「生活保護の受け方教えてやるから仕事辞めなよ」というのが手帳を見せれば静かになるのでは?と思ったのだが、手帳取得後仕事を辞めたので彼らと遭遇していない。
3歳のころからいじめられ続けていて、大人になったらこんなことなくなると未来に期待してたけど30過ぎても普通にやられるという事は分かった。

介護で大変でしょう、と言われても、父がそこそこ元気で意識がある限りははっきり言ってASDには天国。少しでもこのボーナスステージが穏やかに長く続くように父をこれからも介助し続ける。

上記から1年後の記事です↓



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