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好きな詩 八木重吉より

八木重吉(やぎじゅうきち)1898~1927東京都出身。詩人。「秋の瞳」「貧しき信徒」など、その詩は、日常の生活や自然を簡易な言葉で表現しながら、傷ついた人のこころに触れ、共感と希望を与える。キーツやキリストを愛した重吉は、美への追及、信仰への求道心、哀しみの奥に希望を見い出す感性を持っていると言われています。29歳の若さで病没。

素朴な琴

この明るさのなかへ
   ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかね
   琴はしずかに鳴りいだすだろう

特選 小さな詩歌集

美しい‥‥ただただ美しい。



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