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好きな詩 武者小路実篤より

武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)1885-1976小説家・詩人・劇作家・画家。貴族院勅選議員。華族の出で、『白樺』創刊に参加。作家活動とともに階級のない世界・理想郷を目指し「新しき村」を建設し実践運動を行った。


一個の人間

自分は一個の人間でありたい。
他人を利用したり
他人をいびつにしたりしない
そのかわり自分もいびつにされない
一個の人間でありたい。

自分の最も深い泉から
最も新鮮な
生命の泉をくみとる
一個の人間でありたい。

[小さな詩歌集」
                      一個の人間 より一部抜粋
             

自分の深いところから湧き上がる、もがき、迷い、葛藤、夢や希望、欲望、日常の中にある感動もすべてを喜びとして、みずみずしいエネルギーとしてくみとれる自分になりたい。


ご覧いただきありがとうございます。いただきましたサポートを胸にきざみ、皆様の心に届く内容を目指して努力していきます。自分自身も楽しみながら長く続けていけたらと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。