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アンチという存在。

世の中いろんな人がいる。自分の周りにも合う人合わない人それぞれ。一人ひとり個性や考え方がが違うのだから当たり前なんですけど。

4000年前から伝わるユダヤ人の知恵に、人間関係において「1対2対7の法則」というのがあるそうです。

自分の周りの10人の人のうち1人はどんなことがあってもあなたを批判しあなたを嫌う。そして10人のうちの2人は、互いに全てを受け入れ気の合う存在になれる。残りの7人は、どちらでもない人々、状況によってその都度どちらかに傾く存在。

つまり1割の人とは良い人間関係を築くのはなかなか難しい。SNSや実生活でも「合わないなー」、「何やっても嫌われてるなー」ってことありますよね。厳しい言い方をするとアンチという存在。

どう頑張っても嫌われるし、よく思われない。なんだか気が重くなることもあったり、うちひしがれることもあったりするけど。年齢を重ねていくうちに、ちがう側面から見ることも覚えました。

視点をかえて見ると、もし自分の周りに100人の人がいたとして、100人全員から良く思われたり好きって思われると、それはそれで確かにすごくうれしいんですけど、なんかその状態って、自分が裸の王様になっていきそう。知らず知らずのうちに、自分の中の謙虚さより傲慢ごうまんな部分がまさっていきそうな気がする(私の場合ですが、笑)。

そんなとき、ゆるんでしまいそうな心を引き締めてくれるのが、アンチという1割の存在。「ここは気を付けよう」とか、「そうかそんな意見や考え方もあるんだ」って、自分を俯瞰ふかんしたり、自分を律する機会をくれる。

案外、自分じゃ薄々気づいているけど、気づかないふりをしてる弱点や反省すべきところを教えてくれたりする。

料理で言えばスパイス的な、自分の考え方や、人生、生活をいましめ、引き締めてくれる、ピリッと辛口だけど考えようによれば、ありがたい存在でもある。もちろん、度が過ぎた犯罪のようなことは問題外の話ですけど。

世の中うまくできているなと思います。自分から見ると不都合な事や存在、ネガティブや悪に感じることも、すべてが悪い面ばかりじゃない。考えようによっては、ちがうものが見えてくる。結局は「すべてが必要だからそこにある」ということでしょうか。



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