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#月日

「冬の木漏れ日」

「冬の木漏れ日」

あとどれくらい
この道は続いているのだろう

私はいま生きている
そうして
それが永遠ではないことも
生まれた瞬間から約束されている

向こうの見届け人が
遥か遠くに霞んでいた頃はとうに過ぎて
いつの間にか
周囲のあちらこちらで
その足音が聞こえてきた

この先
あとどれくらい
季節をめぐるのだろう

冬の木漏れ日に
天使と堕天使がはしゃいでいた

人生の最終地点を歩く
その背中は何を想う

冬の訪れ

冬の訪れ

また冬がやってきた

あっという間に日が暮れていく
その様は
人生の短さを
そっと忍ばせているようで
時の贈り物は深淵だ

未来への眼差しも
季節ごと
年を追うごとに
暗転を変えて行く

何ともなしに眺めた街の光景に
心が揺さぶられ
たまらなく愛おしく
それでいて
相変わらず
つまらないことで
右往左往して
気が付けば
去年の暮れと
それほど変わらない
重たい荷物を抱えていた

もうすぐ
雪が降る

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