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赤と青の立体視メガネ

昔、子供向け雑誌の付録についていた立体視メガネをご存知だろうか。
片側が赤、片側が青のレンズがついていて、それをかけて雑誌のあるページ(特殊な描き方がしてある)を見ると立体的に飛び出して見える、という仕組みだ。

この立体視メガネは、今の私の目指す教師像になっている。

これだけだと意味がわからないと思うので少し詳しく書こうと思う。

1.THE COACH academyでのビジョン構文

私はコーチングをTHECOACHで学んでいる。
その中で自分のビジョン(将来像)を見つける課題があった。

ビジョン構文を作るまでの紆余曲折はここでは省略するが、私の理想は

『教師(teach)のメガネとコーチ(coach)のメガネの両方で生徒と向き合ったら、生徒の姿が立体的(生き生きのびのびとありのまま成長する姿)が見えそうだ』

ということ。

ものすごく自分ではしっくりきた。

2.何か辛そうな自分がいたようだ

THECOACHの仲間にこのビジョンを話したところ、「ちょっと無理していそう」「辛そうな表情に見える」と言われた。

しっくり来ているはずなのに…
本心は違うのかと動揺した。

3.コーチングを受けよう!

もやもやしていても仕方がない。
そういう時こそコーチングを受ければ良いのだ。
同期のメンバーにセッションを申し込んで、久々にがっつりクライアントを受けさせてもらった。

コーチは、ぎょうさんにお願いした⬇️

ぎょうさんとはTHECOACHの基礎コースの同期。ぎょうさんは既に応用コースを終えているのでちょっと先輩。先日同期でオンライン飲み会をした時に、基礎コースでご一緒していた時よりもずっと雰囲気が柔らかくなっていたので、コーチとして経験を積んだのだろうなと思って申し込んだ。

4.見えてきた自分の中の怒り

今、私は特別支援に関わっている。
だから目の前にいる生徒像は特別支援が必要な生徒だ。

そんな子たちに教師とコーチのメガネで接したい。

でも、今の職場は特別支援と通常級の間に大きな壁がある。その現実への怒り。

特別支援担任=通常級を持てない人の集まりという偏見への怒り。

怒鳴りつける生徒指導が正しく、怒れない(≠叱れない)先生への『役立たず』というレッテルへの怒り。

私はその環境に怒っている。

役立たず?ふざけるな!!
特別支援ができない教師が生徒理解できるか!!
特支は左遷?ふざけるな!!
特別支援教育を理解してから言え!!

今まで表に出せなかった気持ちが徐々に吐き出せた。

自分の怒りに気づけたら、やるべきことがみえてきた。

5.環境を少しずつ変えよう

いっぺんに全ては変わらない。
でも、少し変えられるかもしれない。

特別支援学級で学んでいる子も、通常級で学んでいる子も、学びの場が違うだけ。
特別扱いではなく、対等の立場にしよう。

まずは夏休み明けにある会議で提案しよう。
大きなことではない。
でも、ちょっとずつ周りを変えていこう。

それにワクワクする自分がいる。
また一歩前に進むぞ!!

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