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会社のストーリーテラーとして

最近、会社のnoteを更新しはじめた。

いい会社なのに、うまく伝わっていない。
いい素材・資産があるのに、それが知られていない。

そんな「もったいない」ことが多すぎて。

広告のコピー、会社のHP、サービス紹介、パンフレット、プレスリリース、求人情報。会社から発信する「言葉」はたくさんある。

いまの会社に入社してそろそろ半年になるけれど、とりあえず社外に出る「言葉」のほとんどはまず私をとおしてから、発信されるようになった。

特に私からそうしてくれ、と頼んだわけでもないけれど、いろいろ立ち回っていたら、いつのまにかストーリーテラーという立ち位置になった気がする。

企業が発する言葉は、共感が得られにくい。
そこに人を感じさせ、親しみや感情を持たせるのが難しいからだ。

それでも、中の人の温度感が感じられるストーリーを言葉にしている。

私たちも、設立してまだ5年の会社ですが、これまでにもたくさんの物語がありました。そのなかで見て、聞いて、触れてきたリアルな仕事の手触りをただ社内に寝かせておくのはもったいないと思っています。それらはいつか忘れられるかもしれないし、今を知る人がずっといるとも限らない。

企業が語る言葉は、後に続く人の道しるべにもなるし、今いる人の記憶・思い出にもなる。そんなリアルな仕事の手触りを伝えていきたい。

同時に、社内の文化・制度を言語化して伝えていくことで、社員のモチベーションを高めたい、という思いもある。
ふだん当たり前のようにしていることは、実はとても面白く、すごいことなんだ、と。それが多くの人に共感され認められるほど、言葉の説得力も増す。

広報が社内の文化を発信することは、私たちがふだん関わりあっている人たちを安心させることにつながります。それは社外に対してだけでなく、社内に対しても同様です。

そして、企業としての言葉で、制度やその運用を発信をすることの重みもある。会社として、当たり前の労働者の権利を分かりやすく従業員に伝える必要がある。それを公然に会社の言葉として発信することができるのは、本当にありがたい。

いざというときに「育休を取っても大丈夫だよ」と言える社員どうしの、あるいは社員と会社の信頼関係を構築するためには、日ごろから互いに助け合って仕事を進めていけるチームワークの醸成がなければなりません。

当たり前の言葉だけど、公然と言うからには、責任もってそういう体制を会社として作らなければならない。私は、それを作る管理部門として運用の責任を持つし、同時に広報として多くの人に伝えたい。

日々、言葉の重みを実感しながら、そんなストーリーテリングをしている。


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