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金木犀の香りが大好きなのに

つい最近、X(元Twitter)にて「金木犀の香り」というトレンドワードを見掛けた。ついにきたか、と思った。私は数々の香りの中で金木犀の香りがおそらくTOP3に入るくらいには好きだ。

ちなみにダントツの1位はもちろんおいしそうな食べ物の匂いだということはここだけの秘密にしておいてもらいたい。いや、匂いは香りと全く違うか。失礼しました。




今日はいつもとは違う道で出かけることにしてみた。普段なら通らない少し遠回りな道を行く。マリーゴールドの咲いているおうちの近くを通ったら、ハチがいて焦った。

けど一方のハチはどこ吹く風で私に目もくれずに花の蜜を集めていた。どうやら敵視していたのは私だけだったようだ。ほっとしてそのまま進む。


ガードレールに何匹かアキアカネが止まっていた。思わず近付いて指を差し出して手に乗せてみたくなったり、ぐるぐると目を回してみたくなるけど何とかこらえる。

そんなくだらないことを考えながら数分歩くと、ついに金木犀群生地帯に辿りついた。すーっと息を思いっきり吸い込む。

ここは天国だと本気で思った。






実は今年も並み居る金木犀グッズを買おうかどうかものすごく迷った。今は金木犀の香りを楽しむ商品がたくさんある。香水にハンドクリームは当たり前で、シャンプーやヘアオイル。そして無印良品では入浴剤が出るという。

見かけるたびにどんどん欲しくなる。だけど我が家にはそうできない大きな理由があった。それはとても根深い理由なのだ。


母と私は香りの好みが合わない。金木犀の香りは母の苦手とする匂いの一つで、私は母の好きな香りが苦手なことが多い。結果的に我が家では強い好みの違いが発生するものは使わないという選択をしている。

だから楽しむにしても実際の金木犀の香りをかぎに行くというのが一番平和的な方法なのだと自分を無理矢理納得させている。



もうここに住みたい。
この木をうちに植えたい。

あまりのいい香りにぼーっとしてくる。




咲き始めの花びらを手にするのはさすがに良くないと思い、そのまま駅へと向かった。あの香りをいつでも身に着けられたらどんなに幸せだろうか。

そんなことを思いつつ、スマホで金木犀の香りの商品を調べていたらとんでもなく素晴らしいものを見つけてしまった。それがこれ。


金木犀の香りでフェイスマスク!?



なんて素敵過ぎる商品なのか。作ってくれた人ありがとう!と思ったらもう完売済み。やっぱり金木犀ものだから大人気ということなのだろうか。

リラックスタイムに一人で金木犀の香りを楽しめるなんて…。


憧れは募るばかりだ。

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